「ザ・ファインタワー今池」は、京阪電鉄不動産とセキスイハイム東海が地下鉄東山線・桜通線の今池駅の直上で建設を進めている29階建て、高さ96.1m、総戸数186戸のタワーマンションです。
当ブログでは、現地に「建築計画の概要」が掲出された2022年4月に状況をお伝えしていました。
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それから1年経ちプロジェクトは順調に進行しているようで、公式ホームページが開設され、イメージパースが公開されるとともにテレビCMも放映されています。 現地ではタワークレーンが設置され、今後躯体工事が本格化しそうです。2023年5月時点の状況をお伝えします。
「ザ・ファインタワー今池」の概要
「ザ・ファインタワー今池」の建設地には、かつて「新今池ビル」という雑居ビルが建っていました。一時、パチンコ店を展開するキング観光がこのビルを所有していましたが、2020年4月に京阪電鉄不動産が取得、ビルを解体し準備工事を進めていました。
公式ホームページに掲載されている現地案内図です。名古屋では珍しい駅近のタワーマンションになります。ただ、取り壊された「新今池ビル」はかつて、駅と地下の飲食店街が直結されていましたが、「ザ・ファインタワー今池」は公式ホームページやイメージパースから読み解く限りは駅と直結はしないようです。
マンション全体のイメージパースです。上層部がやや大きくなっているようにも見えますが、目の錯覚だと思われます。
マンション北東側からと思われる低層部のイメージパースです。よく見ると今池駅12番出口が透明で描かれていることがわかります。
東側からと思われるイメージパース。こちらには今池駅12番出口が描き入れられています。
2層吹き抜けのエントランスホール&ラウンジはさすがの豪華さです。当ブログはマンションブログではないので分譲単価などについてはあまり触れないのですが、坪400万円とかいくのでしょうか。
エレベーターホールはすっきりとした印象です。エレベーターは3基設けられるようです。
「ザ・ファインタワー今池」の概要は以下のとおりです。
物件名称 | ザ・ファインタワー今池 |
敷地の地名地番 | 名古屋市千種区内山3丁目3306番 |
用途 | 共同住宅 |
敷地面積 | 1,688.64㎡ |
構造 | RC造(一部S造) |
建築面積 | 956.16㎡ |
高さ | 96.10m |
延べ面積 | 18,904.10㎡ |
階数・棟数 | 地上29階1棟 ほか駐車場・駐輪場等4棟 |
総戸数 | 186戸 |
住居専有面積 | 43.56㎡~135.41㎡ |
間取り | 1LDK~3LDK |
工事着手予定期間 | 2022年11月下旬 |
竣工予定 | 2026年1月下旬 |
入居予定 | 2026年2月中旬 |
建築主 | 京阪電鉄不動産、セキスイハイム東海 |
設計者 | 浅井謙建築研究所 |
工事施工者 | 鍛冶田工務店 |
現地の様子(2023年5月)
建築計画の概要の標識です。高さは当初の97.1メートルから96.1メートルと少し低くなり、面積も少し縮小されています。
北東側、錦通からの様子です。タワークレーンが稼働しています。
東側からの様子。写真右側に見えるのが今池駅12番出口です。
南西側からの様子。車の出入りは名古屋環状線側からになるようですが、いつも混む場所なのが気になります。
「タワーマンション建設予定地」と大きく書かれています。
通りかかったご婦人が建築計画の概要の標識に見入っていました。
現在は基礎工事が続けられています。タワークレーンが設置されているのでさほど遠くない時期に躯体工事が始まるのではないでしょうか。
名古屋のタワーマンションは駅近が当たり前の時代へ?
池下では「(仮称)グランドメゾン池下ザ・タワーⅡ」の建設が進められており、「ザ・ファインタワー今池」の購入を検討するような富裕層は当然、比較検討対象にしているものと思われます。
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今後、千種駅でも千種ビル群跡地に開発されるタワーマンションの計画も明らかになるものと見られ、名古屋のタワーマンションは駅近が当たり前の時代になりそうです。
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そういった意味ではこういったマンションを購入できる層にとっては選択肢が増えよい時代になったといえそうです。
歓楽街今池のど真ん中に建設される、駅近革命ともいえるタワーマンション、売れ行きはどうなるのでしょうか。