千種区

【新今池ビル跡地】29階建てタワーマンション建設へ!

京阪電鉄不動産が取得し、動向が注目されていた名古屋市千種区今池の「新今池ビル跡地」について、2022年4月7日、現地に建築計画の概要の標識が掲出されました。

「(仮称)名古屋市千種区内山3丁目PRJ」として、RC造地上29階建て、高さ97.10メートルのタワーマンションが建築される計画です。

当ブログでは、2022年2月の記事で、同じデベロッパーが手掛ける「ザ・ファインタワー久屋大通」より少し規模の小さいタワーマンションが建設されると予想していましたが、これを上回る規模の計画が明らかになったことで、よい意味で期待を裏切られました。

プロジェクトの概要について、現地の状況を交え見てみましょう。

(仮称)名古屋市千種区内山3丁目PRJの概要

(仮称)名古屋市千種区内山3丁目PRJは、大阪市中央区に本社を置く京阪電鉄不動産と浜松市に本社を置くセキスイハイム東海の2社が建築主となって進めているマンション建設計画です。

計画地には、かつて「新今池ビル」という雑居ビルが建っていましたが、老朽化が進んだ状態でテナントが歯抜け状態になり、なかば幽霊ビルのようになっていました。2020年4月に動きがあり、京阪電鉄不動産がこの土地を取得したことが明らかになりました。2021年10月には建物の解体が完了、2022年2月には地質調査が行われ、間もなく何らかの動きがあるのでは、とささやかれていたところでした。

計画の概要は以下のとおりです。

計画名(仮称)名古屋市千種区内山3丁目PRJ
敷地の地名地番名古屋市千種区内山3丁目3306番
用途共同住宅
敷地面積1,688.64㎡
構造RC造
建築面積993.87㎡
高さ97.10m
延べ面積19,232.53㎡
階数・棟数地上29階1棟 ほか駐車場・駐輪場等4棟
工事着手予定2022年10月下旬頃
竣工予定2025年秋ごろ
建築主京阪電鉄不動産、セキスイハイム東海
設計者浅井謙建築研究所
工事施工者鍛冶田工務店

現地の様子(2022年4月)

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建築計画の概要の標識です。

南東側、広小路通からの様子です。

北東側、錦通からの様子。

北西側からの様子。写真左側奥には「グランドメゾン池下ザ・タワー」が見えます。千種、今池、池下と東山線の駅ごとにタワーマンションが建つことになります。

今池駅12番出口の目の前です。取り壊された「新今池ビル」はかつて、駅と地下の飲食店街が直結されていましたが、建設されるマンションは駅と直結されることになるのでしょうか?

近くにあるキング観光のパチンコ店。ウィキペディアによると京阪電鉄不動産が取得する前はキング観光が所有していたと書いてありますが、不動産に詳しい知人に聞いたところ、その話は本当で、キング観光は名駅の土地に注力するために今池の土地を手放したとのことでした。

今池初のタワーマンションに期待!

歓楽街的なイメージの強い今池という街に京阪電鉄不動産とセキスイハイム東海は29階建てタワーマンションというある意味ド直球を投げてきました。

予告広告が解禁になるのは建築確認が下りてからですので、どのタイミングになるかはまだ不明ですが、どういった間取り構成やイメージ戦略で攻めてくるのか非常に楽しみです。またマンション名も下馬評どおり「ザ・ファインタワー今池」とかになるのか気になるところです。

今池初となるタワーマンション計画、随時お伝えしていきたいと思います。

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