2023年7月31日にアップした「スポルト名古屋の跡地はニトリ!?」の記事ですが、1週間で5.2万ページビューと予想外の反響をいただき驚いています。
前回記事
それだけ親しまれている施設が閉鎖されてしまうというインパクトとニトリが購入したという意外性に多くの方が興味を持たれたのかもしれません。
さて、今回は閉鎖が決まっているもうひとつのボウリング場である「星が丘ボウル」の今後について考えてみたいと思います。
オーナーは“星が丘の大家さん”である「東山遊園」
「星が丘ボウル」の土地・建物を所有しているのは東山遊園株式会社という会社です。
同社は「星が丘ボウル」のほか、星が丘テラスや駐車場を運営するとともに星ヶ丘三越の家主でもあります。
また、星が丘グループとして、グループ会社で星が丘自動車学校を運営するなど、いわば“星が丘の大家さん”として星が丘エリアの発展に多大な貢献をしています。
現地の状況を見てみましょう。
星が丘テラスから望む「星が丘ボウル」。同施設は丘の上に立地しており、そののり面の部分を利用して建築されたのが星が丘テラスです。
「星が丘ボウル」の向こうには地上25階建て・高さ約81メートルのアーバンフラレ星ヶ丘10号棟や椙山女学園大学の校舎が見えています。
星が丘エリアには椙山女学園大学のほか、愛知淑徳大学、県内有数の進学高である菊里高校、県内の工業高校としてトップレベルの愛知総合工科高校、甲子園の常連校である東邦高校などがあり文教地区としての性格も有しています。
星が丘ボウルが開業したのは1970年(昭和45年)です。
開業当時は100レーンあり、世界第3位のレーン数を誇っていたそうです。2002年に60レーンに改装されています。
南西側の菊里高校前交差点からの様子。星が丘テラスからの通路が伸びており椙山女学園大学の学生が利用する通路になっています。
南東側からの様子。ボウリング場というと大きな建物というイメージがありますが、ここから見ると意外と小さく見えます。
北東側からの様子。高台の立地であることがよくわかります。周辺にはマンションなどが建っています。
跡地は星が丘テラスと連携する形のアミューズメント・スポーツ施設?
「星が丘ボウル」営業終了の理由は老朽化であることから、2023年12月の営業終了後、2024年から順次解体されることになっています。
まず、再開発の主体ですが、この土地を東山遊園が手放すはずがなく、同社主導で再開発を行う可能性が高そうです。
では、跡地利用はどうなるのでしょうか。
当ブログとしては、ボウリング場が復活するかはわかりませんが、星が丘テラスと連携する形でなんらかのアミューズメント・スポーツ系の施設になるのではないかと予想します。
理由ですが、
- 物販や飲食系の店舗は星が丘テラスの既設店舗で十分まかなえている
- かつて「星ヶ丘スポーツP&S」(室内プールとスケート場、1999年に閉鎖)というスポーツ施設を運営していた実績がある
- 文教地区であることから主な客層となる学生をはじめとする若年層の人口が多い
といったところです。
例えばですが、eスポーツスタジアムを核とするアミューズメント施設などおもしろいかもしれません。
「星が丘ボウル」の跡地、読者のみなさまはどのような施設ができたらいいと思われますか?