最近、名古屋の街でもコインパーキングやオフィスビルの片隅に同じような自転車が何台も置いてあるのをよく見かけるようになりました。
これはシェアサイクルというサービスで日本でも都市部や観光地を中心に広がりつつあります。
そもそもシェアサイクルってなに?
シェアサイクルとは、その名の通り自転車をシェア(共有)するサービスです。自転車を好きなタイミングで借りて、好きな時間使い、行きたい場所で返すことができることが特長です。
そのためにサイクルポートといわれる自転車置場兼発着場が街中に多く設けられるようになりました。
利用には事前準備が必要
シェアサイクルはいきなりその場に行って使えるのではなく、スマートフォンにアプリをダウンロードし、会員登録やクレジットカードの登録をするといった事前準備が必要になります。
今回ご紹介する名鉄協商が提供する「カリテコバイク」の登録はコチラから。
実際に使ってみた
事前登録も済んだので実際に使ってみることにしました。
現在、栄にいます。アプリ上の地図から周辺の空き状況を確認します。
RT白川ビルという場所が近いのでここで借りることにします。
予約可能なバイクの一覧が表示されます。なにも考えずに一番上の『NGY0026』を予約します。あとから考えるとこれが失敗でした。
さっそくRT白川ビルに向かいます。
ビルの管理室前に自転車が並んでいます。屋外ではないため、24時間営業ではなく7時から20時の営業です。
今回借りるシェアサイクル『NGY0026』です。サドルの後部にあるパネルに暗証番号を打ち込むとロックが解除されます。いざ出発です!
乗り始めると違和感が…。サドルが前向きに下がっていて漕いでいると姿勢が前のめりになってしまい非常に運転しにくいのです。レバーで調整するのですが、すぐにもとに戻ってしまいます。大きな減点ポイントです。
乗り始めてしばらくして電動アシスト付き自転車であることを思い出しました。電源を入れると漕ぎ出しが非常に軽くなり坂道でなくてもアシスト機能が働いていることを実感できます。まるでハイパワーのハイブリット車を運転している気分です。
返却場所を探します。アプリ上の地図で水色の◎が表示されているサイクルポートであればどこにでも返却が可能です。
今回は名古屋市役所近くのサイクルポートに返却することにします。ここには名鉄協商の「カリテコバイク」以外にも「でらチャリ」というシェアサイクルのサイクルポートが併設されています。名鉄協商より安いですね。
自転車の鍵をしめてパネルのENTERボタンを押すと「返却」と表示され、返却が完了します。
すぐにメールがきますのできちんと返却されたことが確認できます。
いい点と悪い点
ここがいい
アプリをダウンロードして事前登録しておけば、必要なときに気軽にすぐに借りることができる
カリテコバイクの場合、サイクルポートが名古屋市内の中心部であれば各所にあり思い立ったらすぐに借りられる
電動アシスト機能付きでスイスイ漕げ、坂道もラクラク。けっこう長距離の移動もこなせるそう
ここがイマイチ
整備状況がイマイチな自転車がある。今回借りた自転車がそうだった
当たり前だが、雨や雪などの悪天候では使いにくい
よくよく考えたら『NGY0026』という番号は相当初期に導入された車両かもしれませんね。借りるなら数字が大きいものの方が新しい自転車である可能性が高いのではないでしょうか。
かなり使い勝手のよいシステムでさらなるサイクルポートの増設に期待!
たまたま今回は状態の悪い自転車にあたってしまいましたが、街中の気軽な移動手段として考えた場合、かなり使い勝手のよいシステムといえ、個人的には仕事やブログの取材など幅広く使っていけそうだと感じました。
現状でもかなりの数のサイクルポートが整備されていますが、より増設されさらに使い勝手がよくなっていくことを期待したいと思います。