リニア中央新幹線

【リニア中央新幹線】名城変電所の地上躯体が構築中!

リニア中央新幹線の建設を巡って、当初の開業予定の2027年から遅れ2029年以降にずれこむとの報道がされていますが、各所の工事は少しずつ進んでおり、名古屋市内でもリニア中央新幹線関係の工事を目にする機会が多くなりました。

当ブログでは今後、リニア中央新幹線沿線各所の工事の進捗状況をお伝えしていきます。まずは名古屋市中心部の官庁街にほど近い名城変電所の建設状況です。鉄骨造の躯体が地上に出現、現在建方工事が進捗中です。

中央新幹線名城変電所の概要

まず工事位置をみてみましょう。外堀通と本町通が交わる「本町橋」交差点の南東側で建設工事が進んでいます。この場所ですが、もともと愛知県産業貿易館の本館が建っていました。2017年、愛知県からJR東海に36億円で土地が譲渡されています。

出典 中央新幹線名城変電所ほか新設工事における環境保全について

この場所の地下にリニア中央新幹線の軌道が敷設されるのではなく、軌道自体はもうすこし北側の三の丸の官庁街の地下をななめに突っ切るような形で敷設されます。軌道上に設置される名城非常口との間に“電気洞道(でんきとうどう)”という内径約3mのトンネルで接続されます。

どんな施設ができるの?

出典 中央新幹線名城変電所ほか新設工事における環境保全について

変電所のイメージ図です。地上4階・地下2階、延床面積20,000㎡の建屋が現在建設中です。地下の構造体部分は鉄骨鉄筋コンクリート造、地上部分は鉄骨造となっています。内部には中央新幹線の運行に必要な変電機器や信号通信機器等が収められます。

工事の概要は以下のとおりです。

工事名称中央新幹線名城変電所ほか新設
工事場所名古屋市中区丸の内付近
工事契約期間2018年9月10日~2022年9月10日
工事概要変電所
鉄骨造一部鉄骨鉄筋コンクリート造、地上4階・地下2階建
延床面積 約20,000㎡ 高さ約35m
電気洞道
内径 約3.0m 延長 約400m

現地の様子(2022年1月)

本町橋の交差点から名城変電所建設現場の全体を俯瞰します。車通りの多い場所ですが、この構造物がリニア中央新幹線の変電所になることを知っている人はどのくらいいるのでしょうか。

敷地の南西側、本町通からの様子です。移動式のクローラークレーンとタワークレーンの2基体制で工事が進んでいます。

施工は大林組です。

「変電所」は電磁波に対する懸念などにより一般的には“嫌悪施設”として扱われますが、名城変電所はある意味、“変電所然”としていないことから違和感なく周囲に溶け込んでいくのかもしれません。

南側に隣接する本町公園からの様子です。本町公園の南側には道路を挟んで中日病院がありますが、問題なく建築工事が進んでいます。

敷地の東側、七間町通からみた様子です。

内部の様子も少し観察できます。主な設備類は地下や地上すぐの場所に設置されることから上階はどのように利用されるのでしょうか。

周辺では相変わらずマンション建設が盛んです。アイリス愛知の南側、食堂などが入っていた雑居ビルなど数棟が取り壊され更地になっている場所では三交不動産が15階建のマンションを計画中です。

イメージパースに気になる直方体が…

変電所のイメージパースをみると変電所の建屋の西側、本町通側にナゾの直方体が描かれているのが見て取れます。建築物であるとしたら中央新幹線の関連施設になることは間違いないのでしょうが…。

この直方体。はたして何になるのでしょうか。気になるところです。

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