栄地区

【旧教育館跡地暫定活用事業】「SLOW ART CENTER NAGOYA」が2024年3月末開業!

建物が解体され更地となっていた名古屋市中区錦3丁目の旧名古屋市教育館跡地で、本格整備に先立つ暫定施設の建設が進められています

事業者は三菱地所で、フィットネス、飲食、サウナ、エステなどの施設が整備されます。

当初は2023年10月に開業予定でしたが、計画の遅れにより2024年3月末の開業予定となりました。現地の様子を取材しました。

「SLOW ART CENTER NAGOYA」の概要

旧名古屋市教育館は、錦通と久屋大通、大津通に囲まれた中区錦3丁目16番街区というまさに栄のど真ん中に建っていましたが、2019年に東区泉の外堀通沿いに移転後、解体され更地になっていました。

名古屋市は、旧教育館跡地の本格整備に先立ち、栄地区の賑わい向上に資することを目的とした暫定的な活用を図るため、民間事業者からの事業提案を募集、事業者として三菱地所が選定されました。

施設名は「SLOW ART CENTER NAGOYA」で、「個人×地域×地球のWell-being」を生み出す市民コミュニティの形成拠点を目指す、としています。

ロゴマークです。「遊び」や「可変性」という要素を取り入れているそうです。

サウナ、飲食、エステ、フィットネスなどが整備されるとともにビジネス創発の実証拠点としての機能も有します。また、広場の使い方をアップデートし続けるとともに、建物を増築/解体したり、時には建物の一部をパビリオンとして地域へ移設させたりすることも可能な柔軟な運営が行われるとのことです。

外観イメージです。

北側から見た広場での活動イメージです。

3階のルーフトップバーのイメージです。屋根は設けられないので晴れた日限定になるのかもしれません。

外気浴スペースも設けられます。栄のど真ん中で開放感がある場所になりそうです。

旧教育館跡地暫定活用事業「SLOW ART CENTER NAGOYA」の概要は下記のとおりです。

名称SLOW ART CENTER NAGOYA
所在地名古屋市中区錦三丁目1602番、1604番
敷地面積約1,582.83㎡
事業者三菱地所株式会社
設計株式会社安井建築設計事務所、株式会社オンデザインパートナーズ、株式会社irodori、合同会社Graph Studio
運営合同会社コマンドA
施工者株式会社アフェクションウォーク
工事着手2023年10月10日
開業2024年3月(予定)
事業終了2028年3月

現地の様子(2023年12月)

久屋大通から少し入ったところに建設地があります。セントラルパーク地下街のゲート10Bからもすぐ近くです。

ビルの谷間という感じの場所で整備が進められています。

スリーダイヤが輝いています。

建設地のすぐ東側の久屋大通公園には三井不動産が運営する「RAYARD Hisaya-odori Park」があります。不動産業界の両雄が名古屋・栄にこれだけコミットするのは以前では考えられなかったことのように思われます。

東隣りのコインパーキングの所有者は民間のビル会社のようです。2028年の暫定施設の営業終了後、本格整備が行われることになりますが、このコインパーキングと一体で再開発できればそれなりの規模となるので是非連携を望みたいところです

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