栄地区

【丸栄跡地】暫定商業施設『Maruei Galleria(マルエイ ガレリア)』が3月31日オープン!

2018年6月末に閉店した「丸栄」跡地に建設された暫定商業施設である『Maruei Galleria(マルエイ ガレリア)』が3月31日(木)に開業することになりました。

新聞報道などによると名称に関して「丸栄の名前を残したい」という地元の声を踏まえて決定されたとのことです。運営はダイワハウスリアルティマネジメントが行います。

前回記事 【丸栄跡地】暫定商業施設の外観現る!(2021年11月23日)

『Maruei Galleria』の店舗構成は?

店舗構成が明らかになってきました。主なものを見てみましょう。

スーパーマーケット『パントリー』(1・2階)

スーパーマーケット『パントリー』とは聞かない名前ですが、それもそのはず。東海地方初出店となります。

『パントリー』は大阪市福島区に本社を置く株式会社大近という会社が運営するスーパーマーケットで京阪神地区を中心に展開しています。新大阪駅2階にある商業施設「アルデ」にも出店しているので東海地方在住者でも新幹線乗車前などに利用されたことがある方もいるかもしれませんね。

『パントリー』は添加物を極力使わず、厳選素材、徹底的に品質にスーパーマーケットとのことですので、どういった食材が並ぶのか今から楽しみです。

無印良品 栄<仮称>(2階)

『Maruei Galleria』の核テナントです。

無印良品を運営する良品計画のウェブサイトには「無印良品 栄(仮称)」の販売スタッフ募集の情報が掲載されています。その店舗紹介には「栄(仮称)では通常の無印良品の品揃えに加え、地域の魅力を発信する新しいイベントの開催やサービスも展開していきます。」と記載されています。

気になるのは『Maruei Galleria』の東隣に建つ商業施設『スカイル』地下2階に入る無印良品が絶賛営業中であることです。

スカイル地下2階の『無印良品』

さすがの無印良品といえども共喰いになってしまいそうです。ですので『スカイル』の店舗はいずれ閉店になるのではないでしょうか。

『ぐるなび』フードホール(3階)

フードホールとは聞き慣れない業態ですが、ショッピングセンターなどによくあるフードコートの進化版というか大人のフードコートといったようなものです。フードコートはファストフードが中心であるのに対しフードホールでは手の込んだ料理がお酒を楽しみながらいただけるのが特長です。

このフードホールをぐるなびが手掛けます。オープンは少し遅れ4月下旬になります。

フードホールは、東京や大阪ではターミナル駅などを中心にポピュラーになりつつある存在なので、名古屋でも根付くきっかけとなることを期待したいと思います。

このほか、丸栄の新業態となるレストラン「KW THE KITCHEN WONDERLAND(ケーダブリュー・ザ・キッチン・ワンダーランド)」やスキンケアブランド「Aesop(イソップ)」など計36店舗のテナントが入居します。

北側壁面には大型LED画面が!

2021年11月の記事では電飾看板などが設置されるのではと予想していたのですが、大型LEDが設置されデジタルアート集団「チームラボ」が手掛ける映像が上映されることになりました。

丸栄暫定商業施設北西側アップ

2021年11月の様子。

2022年2月時点ではシートで覆われており内部はうかがい知ることができません。

『Maruei Galleria』のオープンはひとつの通過点…

約4年の時を経て『丸栄』が『Maruei Galleria』としてよみがえることになりました。

しかしその間、周辺では中日ビルの建替えが始まり、栄角地や三越の建替え構想などの大規模な再開発プロジェクトが次々に明らかになりました。

興和は北側の国際ホテルなどの跡地と一体として東京ミッドタウンのような街を造るという構想を掲げていたはずです。周辺が超高層化し、競合施設が増える中、興和の再開発計画は置いてきぼりを食らっている気がしないでもありません。

国際ホテルのほうはテナントの退去が完了し、近い将来取り壊しが始まるかもしれません。しかしながら、懸案である隣接地の地権者と折り合いがついたという話は聞こえてきません。

3月の『Maruei Galleria』のオープンはひとつの通過点として、興和による再開発計画は長期スパンで推移を見守る必要がありそうです。

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