栄地区

【第一生命・鹿島・ノリタケ】20階建ての共同再開発ビル建設に向け既存ビル解体へ!

名古屋市中区新栄町2丁目で第一生命保険、鹿島建設、ノリタケカンパニーリミテドの3社が共同で計画するオフィスビルの建設に向け、老朽化した既存ビルの解体が動き出しました。

3棟を取り壊したうえで一体化した敷地に新ビルを建設!

再開発の対象となるのは、第一生命が保有する「栄第一生命ビルディング」、鹿島の中部支店、ノリタケが保有する「ノリタケ栄ビル」の3棟です。

これら3棟を取り壊したうえで、敷地を一体化することにより、名古屋のメインストリートである錦通と広小路通に挟まれた約3,400平方メートルの土地が出現、そこに延べ床面積約40,000平方メートル、地上20階建てのオフィスビルを建設するという計画です。

栄の中心部にビルを保有していた3社ですが、いずれも既存のビルの築年数が一定程度経過し、その後の不動産の有効活用を考えるなかで、3社の方向性が一致したようです。

再開発されるビルの概要は以下のとおりです。

所在地名古屋市中区新栄町2丁目1番ほか
敷地面積約3,400㎡
延床面積約40,000㎡
規模構造地上20階(地下階数は未定)
主要用途オフィス・一部店舗

現地の様子(2022年4月)

北西側、オアシス21付近から見た様子です。手前に見えるのが「ノリタケ栄ビル」、その奥に見えるのが「鹿島建設中部支店」です。囲いがしてあるのがわかります。

北東側からの様子です。

広小路通側からの様子です。「栄第一生命ビルディング」も閉館し囲いで覆われています。閉館前は1階店舗テナントとしてスーツ量販店やファミリーマート、マクドナルドなどが入居していました。

鹿島建設中部支店前の様子です。かわいいユンボ2機でまずは植え込みを解体したようです。

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解体作業のお知らせが3棟分仲よく並んでいます。解体工事期間は2022年4月1日から2024年4月30日まで。アスベストが使われていたので、まずはその除去作業から着手することになるようです。

周辺で再開発が期待できそうな場所は?

今回の再開発の対象となる栄エリアの東側ですが、周辺に再開発が期待できそうな場所はあるのでしょうか? 周辺を歩いてみました。

個人的に再開発の最右翼として期待してしまうのが中部電力本店ビルです。建てられたのは1963年でまもなく築後60年経とうとしています。

同業の関西電力は大阪・中之島に高さ195メートルの超高層ビルを建てていますし、東京電力はみずほ銀行や帝国ホテルなどとともに東京・内幸町エリアで「TOKYO CROSS PARK」という都内でも最大級となる再開発事業を今後進める計画です。

ならば中部電力も!となりそうですが、同社が2021年11月に公表した「中部電力グループ 経営ビジョン2.0」においては、本社ビルの建替えに関する言及はまったくありません。

また、脱炭素化の流れや燃料価格の高騰、浜岡原発の再稼働など、経営課題が山積し、なかなか本社の建替えといったところまで手が回らないという事情もあるのかもしれません。

ただ、子会社である中電不動産および日本エスコンによる不動産事業の推進、再開発事業・区画整理事業の推進ということは謳っており、もしかしたらサプライズも期待できるのでは、と思ってしまいますが、どうなのでしょうか。

同じくインフラ系の企業であるNTTもこのエリアに3棟のビルを保有しています。広小路通沿いの「NTT栄ビル西館」と「NTT栄ビル東館」、錦通沿いの「NTT栄ビル東西館」です。

「東西館」の上部には鉄塔が建っており、2020年に塗装工事が行われた際には「五重塔が出現!?」と話題になりました。塗装工事は20年スパンで行われるとのことなので、少なくともあと20年は用いられそうですし、西館と東館もバリバリ稼働している様子で、NTTのビル群は当面の間、再開発が行われることはなさそうです。

広小路通沿い、東急ホテルへ入っていく通路付近で動きがありそうな様子です。写真右側は「ベストウェスタンホテル」が入っていましたが、現在は閉鎖され囲いで覆われています。

また、写真左側の「丸徳ビル」とその隣の低層の店舗2軒も閉鎖され囲いに覆われています。中央に残る2棟の雑居ビルは稼働中ですが、仮に一体で再開発されるとしたらそこそこの規模となりなかなかおもしろそうですが、どうなるのでしょうか?

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