のりもの・交通関係

【名鉄河和線新駅】高横須賀駅~南加木屋駅間に2023年度末開業! 現在の建設状況2022年12月

名鉄河和線の高横須賀駅と南加木屋駅のほぼ中間地点に新駅が設置されます。現在工事が進められており、2023年度末に開業する予定です。

公立病院のアクセス向上などのため、東海市の要望により設置

新駅は東海市加木屋町唐畑地区に設置されます。名鉄河和線の高横須賀駅と南加木屋駅からそれぞれ1.4キロメートルの場所です。

新駅の設置は1984年から東海市と名鉄との間で協議が行われてきましたが、2015年5月に公立西知多総合病院が開院したことを受け、同年9月に両者間で正式に合意、2020年2月に新駅設置の基本協定が締結されました。事業費は全額東海市の負担で行われるとのことです。

駅名はどうなる?

駅名は現段階で公表されていません。仮駅名は「中ノ池新駅」とのことですが、このまま「中ノ池」になるのか、はたまた別の駅名(思い浮かぶのは「西知多総合病院前」「北加木屋」「唐畑」など)になるのか、どうなるのでしょうか。

南北2か所の駅舎や病院へのアクセス通路が整備

出典:東海市 新駅周辺等整備事業 ※クリックで拡大します

基本計画図です。駅舎は南北2か所に設けられ、南口にはロータリーがある駅前広場が設けられます。また、西知多総合病院へのアクセス通路も整備されます。

出典:東海市 新駅周辺等整備事業 ※クリックで拡大します

イメージパースです。もともとは都市計画道路「養父森岡線」の整備にともなう鉄道高架化事業の計画があり、それに合わせて新駅が設置されることになりました。

現地の様子(2022年12月)

新駅の北側の様子です。横須賀トンネルを出てすぐの場所に新駅のホームが設けられます。かなり高低差があります。

南側部分の様子です。こちらも高低差があり擁壁の設置工事が続いています。また、下り線(写真手前側)のホーム工事はまだこれからのようです。

南側、南加木屋駅方面の遠景です。高架化工事が進んでおり、線路が切り替えられます。

公立西知多総合病院です。新駅から病院までアクセス通路が設けられます。

病院アクセス通路の工事は2023年3月まで行われます。

新駅の南側は住宅街が広がっています。反対側はお寺の墓地になっています。

新駅の開業は2023年度末とされていますが、その後も都市計画道路の工事などが続けられ、全体の完成は2024年12月となります。

西知多総合病院東の交差点の様子。南北に走る県道名古屋半田線は、現在は線路の橋桁の関係で右折レーンがなくボトルネックになっていますが、新線に切り替えられると右折レーンが設けられ渋滞も解消するのではないでしょうか。

新駅の乗降客数は1日あたり2,100人と推計

新駅の乗降客数について、駅勢圏人口やパーソントリップ調査データを活用した推計では1日あたり2,100人とのことです。このうち病院利用者(見舞客、職員を含む)は1日あたり約300人、うち患者数は約70人と見込まれています。

なお、新駅に停車するのは普通のみとなるようです。

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