名駅地区

【名古屋駅東側】リニア駅以外の開発用地の動向を探る!

2022年4月18日に【リニア中央新幹線】名古屋駅東側の建設状況2022年4月という記事をアップしましたが、リニア中央新幹線名古屋駅の建設工事現場以外にも名古屋駅東側では囲いに覆われていて「なにができるんだろう?」と気になる箇所がいくつかあります。私自身、なにが建つのかわからなかった開発用地があったので確認の意味も含めて歩いてみました。

(仮称)第2名古屋三交ビル

名古屋駅東側周辺エリアで現在計画されているオフィスビルで最も規模が大きいのが「(仮称)第2名古屋三交ビル」です。

2,743.13平方メートルの敷地に地上14階地下1階建て、延床面積21,000平方メートルの店舗・オフィスビルが建設され、2024年春に開業予定です。

施工は竹中工務店です。

右側奥に見えるのは三交不動産が建設した「名古屋三交ビル」で2020年4月に開業しました。向こうは上層階にはホテルが入っていますが、「(仮称)第2名古屋三交ビル」はオフィスが主体となります。

アルティメイト名駅Ⅲ

①の「(仮称)第2名古屋三交ビル建設計画地」の北側で建設が進められているオフィスビルです。

454.96平方メートルの敷地に地上8階建てのビルが建設中であり、躯体はほぼ完成しているものと見られます。

建築主は建設予定地から比較的近い西区名駅に本社を置くIT系企業のトーテックアメニティという会社です。

アルティメイト名駅2nd

車で通りかかるたびになにが建つのだろうと気になっていた場所です。②のアルティメイト名駅Ⅲと同系列のビルが建つようです。ただ、アルティメイト名駅Ⅲは建物が完成しつつある一方、こちらは2ndなのに現在は更地の状態です。2022年5月に工事が開始されるようです。

敷地面積もこちらの方が大きく、968.56㎡の敷地に地上9階建ての建物が建設される計画です。棟数が3棟となっているのでおそらく駐車場棟とあとなにか別棟が建てられるのではないでしょうか。また、低層部と思われますが店舗も設けられるようです。

建築主は、トーテックアメニティではなく、同社の関係会社もしくは代表者の資産管理会社と思われます。それにしても、名駅近くでビルを2棟も建てるとは、やはり景気のいい会社はあるものなのですね。

白川第5ビル(東横イン)

③のアルティメイト名駅2ndの西隣りで計画されているビジネスホテルです。731.86平方メートルの敷地に地上14階建てのホテル棟と駐車場棟が建設予定です。

南西側から見るとかなり大きな敷地に見えて、実は期待してしまっていたのですが、隣接しあう「アルティメイト名駅2nd」と「白川第5ビル(東横イン)」の計画地でそれぞれ違った建物が建てられます。

当面は駅近くの飲み屋街という雰囲気で推移か

今回は気になっていた名古屋駅東側の開発用地を巡ってみました。大通り沿いではなく、なかなかまとまった規模の土地はなく、大規模な開発に結び付きそうな用地は見当たりませんでした。当面は中規模のオフィスビルや飲食ビル、昔ながらの古民家を改装した飲食店が混ざりあった駅近くの比較的賑やかな飲み屋街という雰囲気をまとったエリアということで推移していきそうです。

-名駅地区