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【名鉄名駅再開発】名鉄社長が「一体的に」…と語る!

2023年4月4日の読売新聞に名古屋鉄道の高崎社長のインタビュー記事が掲載されました。

高崎社長は同社が計画している名駅周辺での再開発について「一体的な建物にすることを目指している」と明らかにしたとのことです。

当初2022年度に着工する予定が延期に…

名古屋鉄道が名鉄百貨店や近鉄パッセなど6棟のビルを一体として再開発する計画を公表したのは2017年3月のことでした。

公表された計画は、南北に長さ400メートル、階数は30階程度、高さは約160~180メートルという規模で、太閤通をまたぐように描かれたパースは多くの人々の度肝を抜き、人々はいつの間にかこのビルを「壁ビル」と呼ぶようになりました。

当初の予定では2022年度に着工、リニア中央新幹線の開通予定である2027年の完成を目指すとされていました。

しかし、2020年に新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大、名古屋鉄道は同年11月に規模縮小も視野に計画を見直すことを明らかにし、2022年度の着工も延期されることになり、2024年度にあらためて方向性を判断することになりました。

2023年3月31日は再開発エリアに含まれる「名鉄レジャック」が閉館し、今後の再開発の動向が気になるなかで高崎社長のインタビューが掲載されました。

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インタビューの概要は以下のとおりです。

・ ホテル、オフィス、商業施設という都市開発の3用途の変化に対応した施設にする
・ 4社でやる以上、街区として一体的なものをつくる
・ コロナ禍により需要の変化を見極めつつ、名古屋の目抜き通り(太閤通)をまたぐ当初の規模を維持し再開発する方針
・ 名鉄百貨店については、再開発後は「今のような形で再現するのは難しい」とし、新しい商業施設のあり方を検討

「一体」ではなく「一体的」だが太閤通をまたぐ?

高崎社長はこれまでも新聞社のインタビューなどで大幅な規模の縮小はないことを示唆しています。今回の記事では当初の規模を維持すると語っています。

ただ、「一体」ではなく「一体的」な建物なので当初示されたような壁ビルそのままの形ではなくなるような気がします。そうはいっても太閤通をまたぐとも言っているので、「壁ビル」的な建物になるのかもしれません。

ここのところ、他都市で大規模な再開発が次々にあきらかになり、名古屋はどうなってるんだとお嘆きの読者もおられるかもしれませんが、名鉄名駅再開発は期待を裏切らないような計画になるのではないでしょうか。いや、なってほしいです。

千種ビル群もいよいよ取り壊しに入るようですし、楽しみが増えてきましたね。

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