飲食店などが多く立地し、酔客で夜な夜な賑わう名駅3丁目。しかし一本奥に入るとやや狭い道路に民家やマンションなども見られる、比較的落ち着いた雰囲気の街並みが広がっています。
その名駅3丁目で野村不動産によるタワーマンションの建設計画が明らかになりました。
計画名は「(仮称)名駅三丁目計画」で、鉄筋コンクリート造地上24階建て、高さ86.20メートルのタワーマンションが建築される計画です。
(仮称)名駅三丁目計画の概要
(仮称)名駅三丁目計画は、野村不動産が建築主となって進めているマンション建設計画です。
最寄り駅は地下鉄桜通線の国際センター駅ですが、名古屋駅からでもユニモール地下街を歩きU14出口から北に200メートルくらい歩けば計画地にたどり着きます。
コインパーキングが多い街区ですが、現在は従前あった住宅や立体駐車場の解体工事が進められています。
計画の概要は以下のとおりです。
計画名 | (仮称)名駅三丁目計画 |
敷地の地名地番 | 名古屋市中村区名駅3丁目503番 名古屋市西区名駅3丁目501番1、501番2 |
用途 | 共同住宅(分譲)・事務所・店舗 |
敷地面積 | 1,774.63㎡ |
構造 | 鉄筋コンクリート造 |
建築面積 | 926.68㎡ |
高さ | 86.20m |
延べ面積 | 10,626.54㎡ |
階数・棟数 | 地上24階 8棟 |
工事着手予定 | 2023年4月中旬頃 |
建築主 | 野村不動産 |
設計者 | 野口建築事務所、矢作建設工業一級建築士事務所 |
工事施工者 | 未定 |
敷地は中村区と西区にまたがる形になるようです。また工事施工者は未定ですが、設計者でもある矢作建設工業が担当するのではないでしょうか。
現地の様子(2023年1月)
建築計画の概要です。
北東側からの様子です。周辺には分譲マンションや事務所が建っています。
名駅からすぐの非常に便利な立地です。高層階は名駅の超高層ビル群の眺めがすごくよさそうです。
現在は既存建物の解体工事が進められています。
北側はやや狭い道路になっています。
北西側からの様子。街区全体の開発ではなく、既存の住宅なども残っています。
解体現場の様子。敷地はややいびつな形状のようです。敷地面積が約1770平方メートル、建築面積が約926平方メートルなのでかなりスリムな建物になりそうです。
このコインパーキングも敷地の一部になるのでしょうか?
周辺には分譲マンションも建っています。わかりにくいかもしれませんが、写真右のマンションは「ラインズ名古屋ステーションアクシス」、その奥の少し高いマンションが「グランドメゾン名駅三丁目」です。いずれも名駅徒歩圏の希少な分譲マンションです。
計画地の近くは、名駅3丁目の歓楽街の端の場所になることから飲食ビルも建っています。 「(仮称)名駅三丁目計画」も事務所や店舗が設けられます。どのような形態になるのでしょうか。
名駅徒歩圏のタワマンは希少で人気が出そう
地上24階建て、86.20メートルの高さはなかなかの存在感です。マンション名は「プラウドタワー名駅3丁目」とかになるのでしょうか。
ユニモール地下街を出て徒歩3~4分の場所に建てられるタワーマンションということで、実需だけではなく、セカンドハウスや投資用としての需要も想定され、人気が出そうです。
今後、継続して動きを追っていきたいと思います。