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【名古屋駅東側】「アルティメイト名駅2nd」建築標識が消えた!?

名古屋駅の東側、名駅3丁目界隈ではリニア中央新幹線名古屋駅の工事が進むとともに「(仮称)第2名古屋三交ビル」をはじめとする店舗付きオフィスビルやビジネスホテルなどの建設現場がいくつか見られます。

そのなかに「アルティメイト名駅2nd」というオフィスビルの建築計画があります。4月に取材した際は建設予定地に仮囲いがされ、建築計画の概要の標識では5月10日ごろに着工とあったのですが、先日車で通りかかった際は仮囲いが撤去され、一部はコインパーキングに、残りの部分は砂利敷の状態になっていて建築計画の概要の標識もなくなっていてアレっと思いました。

どうなっているのかあらためて現地に行ってみました。

敷地が二分割? 計画が進んでいるのか中止なのかよくわからない…

南東側からの様子です。交差点に面する角の部分が舗装されてコインパーキングとなっている一方、奥の部分は砂利敷きのままで更地の状態になっていて敷地が二分割されたようにも見えます。奥の部分の敷地の形はT字状になっており使い勝手が悪そうです。

コインパーキングは15分300円(昼間)と強気の料金設定です。最大料金(1700円)はありますが、さすがは名駅徒歩圏です。

公図や登記情報は調べていないのでなんともいえないのですが、コインパーキング部分とT字状の更地部分はもしかしたら所有者が違うのかもしれません。以前建っていた建物の解体だけ同じタイミングでした可能性もあります。

2022年4月17日に撮影した写真です。この時点では現在コインパーキングになっている部分も含めて仮囲いがされていて今にも工事が本格化しそうな様子でした。

仮囲いに掲出されていた建築計画の概要です。工事着手予定時期は5月10日と書かれています。この段階では「アルティメイト名駅2nd」は仮囲いがされている全体部分が計画範囲とばかり思っていました。

2022年7月1日の様子です。計画は中止になってしまったのでしょうか。

仮に計画が中止になったとするのであれば、理由は関係者しか知り得ませんが、推測するのであれば、建築資材の高騰などの理由により一旦建築を見合わせることになったとか、土地を転売することにしたとかでしょうか。ただ、これほどの好立地の土地を易々と手放すことは通常考えにくいですし…。

もちろん「アルティメイト名駅2nd」の計画は生きていて、機材や資材の搬入など今後の工事準備のため建築計画の概要の標識が取り外された可能性もゼロではありません。

隣接地の「白川第5ビル(東横イン)」は少しずつですが計画は進んでいるようです。 この場所が今後どうなるのか。注意深くウオッチする必要がありそうです。

(仮称)第2名古屋三交ビルは順調に工事が進んでいる模様

周辺で最も規模が大きな再開発事業である「(仮称)第2名古屋三交ビル」は順調に工事が進んでいる模様です。

たまたまゲートが開いたので内部の様子を伺うことができました。地下の躯体を構築しているようです。

「(仮称)第2名古屋三交ビル」の向かいでは「アルティメイト名駅2nd」と同系列の建築主により「アルティメイト名駅1st」の建設工事が進められています。こちらは完成に近づいており2022年8月に竣工予定です。

ただ不思議なのは建築計画の概要の標識では「アルティメイト名駅Ⅲ」という名称になっていること。いろいろあったのでしょうが、なんだかよくわかりません。

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