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【名古屋の再開発】2024年の動きはどうなる?

能登半島地震や羽田空港での衝突事故など大変な年明けとなってしまいました。これ以上なにもなく、平穏な一年になることをただただ祈るばかりです。

さて、今回は名古屋を中心とする2024年の再開発の動きについて予想を交え見ていきたいと思います。

まずは、リニア中央新幹線から。

名古屋駅付近では地下駅の工事が進捗しており、静岡県区間を除く沿線各所でも駅や車両基地、トンネルや橋梁などの工事が着々と進められます。

開通に向けた最大の懸案である静岡県の川勝知事による反対ですが、任期は2025年6月までとなっており、それまでの解決は難しそうです。

仮に川勝知事が2025年の選挙で再選されるようなことがあれば、リニア中央新幹線の開業はいよいよ遠ざかってしまうかもしれません。愛知県民としては指をくわえて見ているしかないのがもどかしいところです。

当ブログでは引き続き各駅や車両基地などの建設状況を追っていきたいと思います。

次に名駅周辺について見てみましょう。

なんといっても最大の注目は名鉄名古屋駅の再開発です。2023年11月23日には読売新聞が再開発の原案が判明したと報じており、水面下ではかなり検討が進められている模様です。

となると気になるのは事業者である名鉄から正式に計画が公表されるタイミングです。

名鉄は3年ごとに中期経営計画を策定しており、現在の「Turn-Over2023 ~反転攻勢に向けて~」は2023年度、すなわち2024年3月までとなっており、そのタイミングで次の3年の中期経営計画が公表されるものと思われます。

したがって、次の中期経営計画が公表される段階で名古屋駅の再開発の詳細が明かされるかもしれません。はたしてどうなるのでしょうか。

街の風景としては、レジャックの解体が進められ、笹島交差点の南西側にいったん広大な更地が出現することになりそうです。

名古屋駅では、東側・西側ともリニア中央新幹線の開業や2026年アジア大会を見据えたターミナルスクエア整備が進められていくことになります。

名駅南エリアも要注目です。

現在、都市計画道路笹島線の開通に向けた立ち退きが進んでいます。現在は下広井線に面した日通航空の営業所の解体が進められています。

このあたりは従来から広大な駐車場が目立つエリアで、そのうえ、更地化されていたオンワード樫山の跡地(住友不動産が取得)や仏壇のすずや跡地もそのままになっています。

再開発に適したエリアではあるのですが、名駅からの微妙な距離感というのがなかなか計画が出てこない理由なのでしょうか。2024年はなにか動きがあればいいなと思うエリアのひとつです。

現在進行中の計画としては、野村不動産によるタワー型マンションの建設計画である「(仮称)名駅三丁目計画」や名駅4丁目の「明治安田生命名古屋駅前ビル」の工事が着々と進みそうです。

名駅3丁目の「第2名古屋三交ビル」はこの1月に竣工、春に開業が予定されています。

次に栄エリアです。

すでに竣工している「中日ビル」がいよいよ春に全面開業します。全面開業に先行して高層部のホテル「ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 名古屋」が2月20日、「中日ホール&カンファレンス」が3月29日に開業することがアナウンスされています。近々、商業施設の入居テナントも明らかにされるのではないでしょうか

春には、ナディアパークにあったロフトが退去したあとのフロアにアルペンの旗艦店である「Alpen NAGOYA」がオープンし、また旧教育館跡地の暫定施設として「SLOW ART CENTER NAGOYA」もオープンします。

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栄広場再開発「(仮称)錦三丁目25番街区計画」では昨年末にタワークレーンが登場し、2024年は躯体がどんどん上昇を続けていく姿を見ることができそうです

それを追うように「(仮称)S2計画」の躯体も伸びていくのではないでしょうか。

名古屋国際ホテルのあった「栄町ビル」や久屋大通の「セントラルパークアネックスビル」、名古屋栄東急REIホテルのあった「フコク生命栄ビル」などの解体が進捗中で、2024年はこれらのビルはいずれも解体が完了し、更地になりそうです。これらの跡地利用に関する情報も出てほしいところです。

また、松坂屋の再開発の方針も2024年に明らかになるといわれています。ただ、松坂屋やパルコを傘下に持つJ.フロント リテイリングは「(仮称)錦三丁目25番街区計画」にまずは注力するでしょうから、本格着手はそれ以降になるのかもしれません。

伏見地区では、「錦二丁目18番地区市街地再開発」が2025年度に着工予定なので、2024年に計画の詳細が明らかになる可能性があります。

2023年12月に着工したりそな名古屋ビル跡地の「(仮称)錦通桑名町ビル」は、しばらくは準備工事が進められるものと思われ、躯体が伸びるのはもう少し先になりそうです。

桜通沿いの「名古屋シミズ富国生命ビル」は、すでにどっしりとした姿を現しており、2024年3月に竣工予定です。

名城公園では、「愛知県新体育館」の建設が進められており、2025年夏の完成予定なので、外観は2024年中にある程度完成するのではないでしょうか。

また、「(仮称)エスパシオナゴヤキャッスル」も躯体がかなり出来上がってきています。開業予定が2025年春なので、2024年中に完成に近い状態になりそうです。

昨年、リニューアルされた鶴舞公園では、スタートアップ支援の拠点である「STATION Ai」が2024年10月に開業予定です。現地ではタワークレーンが立ちあがり順調に建設が進められています。

タワーマンション系では、「(仮称)グランドメゾン池下ザ・タワーⅡ」や「ザ・ファインタワー今池」がぐんぐん躯体を伸ばしていきそうです。

また、千種ビル群では、2024年は最も高い「千種ニュータワービル」の解体が進みそうです。タワーマンションや商業施設といわれている跡地の利用方法も明らかになってほしいところです。

交通関係では、名鉄河和線の新駅「加木屋中ノ池」駅が2024年3月16日に開業します。

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また、2025年度に運行開始が予定されている新たな路面公共システム(SRT)は、2023年度からトータルデザイン懇談会が行われており、2024年度も継続して行われる予定で、ある程度の“カタチ”が示されることになりそうです。

2024年3月16日に金沢~敦賀間が延伸開業する北陸新幹線も名古屋から北陸地方への移動に影響を与えることになりそうです。

現在は名古屋・米原から金沢まで運転されている特急「しらさぎ」が敦賀止まりとなります。

北陸新幹線の敦賀開業により、名古屋から福井は1時間44分(▲3分)、金沢は2時間9分(▲22分)、富山は2時間35分(▲29分)となりますが、福井・金沢へは乗り換え回数が増えてしまいます。

テーマパーク系では2024年3月16日にジブリパークの新エリア「魔女の谷」がオープンします。

長文になってしまいましたが、2024年の名古屋を中心とした再開発の動きについて考察してみました。

当ブログを始めたのは2021年9月、本格的に更新を始めたのは2022年からですが、当時はまだまだ先だと思っていた再開発計画がかなり進捗していたりするのもおもしろいものです。

今回挙げたもの以外にもアッと驚くような計画が出てくるかもしれません。細々ですが、更新を続けていきますので引き続きご愛読のほど、よろしくお願いいたします。

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