2024年12月29日にアップした【熱田駅東側】塩漬けのMTG所有地がついに開発!? 劇団四季の新劇場も新築へ!の記事に大きな反響をいただいています。
当ブログは、できる限り現地の状況を管理人が実地に確認してお伝えすることをモットーとしているのですが、前回の記事は、名駅南の現在の名古屋四季劇場の写真は撮りにいったものの肝心の熱田の現地は確認しないままの“半コタツ記事”になってしまいました。
そこであらためて状況を確認してきましたので今回は現地の写真を交えてお伝えします。
熱田陸橋から計画地全体を望みます。JR東海道本線熱田駅の真東ですが、出口などはありません。
写真左側が四季劇場、右側がMTG社の施設の計画地です。
「MTG社新施設計画」の建築計画の概要です。2024年12月20日に設置されました。
用途は事務所、物販店舗、飲食店舗、鉄骨造地上6階建て、高さ33.8メートルです。敷地面積14,412.93平方メートルに対して建築面積は4,447.40平方メートルでかなり余裕を持った使い方です。延べ面積は14,773.27平方メートルです。
工事着手は2025年3月1日の予定で、施工者は前田建設工業です。
MTG社新施設計画の予定地ではワンボックスカーとライトバンの2台が停まっていてなにか作業をしていました。測量の準備でしょうか。
そしてこちらが「(仮称)名古屋四季劇場計画」の建築計画の概要です。2024年12月26日に設置されています。太めの明朝系のフォントといい、“四季株式会社”の字間といい、そこらの建築計画の概要看板とは違ったセンスを感じさせます。
高さは28.3メートル、鉄骨造地上3階建てで奈落を設けるためか地下があります。敷地面積は4,294.46平方メートル、建築面積は2,703.08平方メートル、延べ面積は4,908.53平方メートルです。
こちらの施工は清水建設であり、MTG社新施設計画とはまったく違うゼネコンとなります。MTG社としては本当に土地を貸すだけのようです。
なお、名古屋の四季劇場ですが、現在の名駅南の劇場はあまりにも掘っ建て小屋感が強いと思います…(失礼)。新劇場は東京や大阪にある専用劇場と比肩しうるグレード感になってほしいのですが、どうなるのでしょうか。
また、MTG社新施設と一体感を持った外観となるのか、ゼネコンが別々なだけにまったく一体感のない外観になるのかも気になります。いずれにしてもパースの公表が待ち遠しいですね。
新劇場からは名鉄神宮前駅東口まで300メートル強、徒歩で3~4分の距離にあり意外と近いです。ただ、将来的に神宮前商店街と熱田区役所南側の更地が一体で再開発される際は、JR熱田駅の東口の設置や跨線橋の設置なども検討されて然るべきかと思います。