熱田区三本松町の塩漬けになっているMTG社所有地で開発計画がついに動き出すようです。
12月25日に劇団四季が新たな専用劇場を建設することを発表したのに続き、同26日にはMTG社が事務所や店舗が一体となった延べ14,773平方メートルの施設を整備することを建通新聞が報じています。
2017年にMTG社が取得したが塩漬けに…
まず、この塩漬けの土地と熱田エリアの現状について、当ブログでは2022年4月に詳しく記事にしています。
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神宮東中日ハウジングセンターや駐車場があった土地をMTG社が取得したのは2017年のことです。
同社は、中村区にある本社を移転するとともに研究開発センターや自社ブランドの製品を取り入れたスパやジム、複数の飲食施設なども設ける計画で2020~21年をめどに移転する予定でしたが、コロナ禍の影響があったのか、現時点においても更地のままです。
当ブログでも動向を追っており、櫓が組まれ地質調査が行われていることなどをお伝えしていましたが、いよいよ動き出すことになったようです。
劇団四季の新劇場は南側の土地に
MTG社の土地はハウジングセンターがあった北側の土地と名古屋市道を挟んで駐車場だった南側の土地とで大きく2つに分かれています。
このうち、劇団四季の新劇場が建設されるのは、南側の土地のようです。
土地の面積は約5,400平方メートルで現在の名古屋四季劇場よりもやや広いようです。劇団四季によると新劇場の着工は2025年3月、竣工は2026年5月、グランドオープンは2026年夏を予定しているとのことです。
中村区名駅南2丁目にある現在の名古屋四季劇場です。2016年にオープンしました。土地の所有者はNTT都市開発であり、今回は土地契約の終了に伴い移転することになったそうです。したがって、こちらについても跡地の開発に注目が集まりそうです。
熱田エリアのポテンシャル向上へ高まる期待!
当ブログでも熱田エリアのポテンシャルの高さはたびたびお伝えしているところですが、いよいよ動きが活発化してきた感があります。
12月1日に名鉄による新しい商業施設「あつたnagAya」が全面開業したのに続き、神宮前商店街と熱田区役所南側の更地が一体で再開発される構想があります。
MTG社の塩漬けの土地のうち、北側については、本記事の執筆時点(2024年12月29日)でMTG社からのプレスリリース等は出されておらず、どのような施設になるのかは判明していませんが、近いうちに計画の詳細が公表されるのではないでしょうか。
2025年には熱田エリアで同時進行で動きが出てきそうです。続報を楽しみに待ちたいと思います。