丸の内・三の丸地区

【名古屋フコク生命ビル跡地】(仮称)名古屋丸の内一丁目計画の建設状況・2022年8月

「(仮称)名古屋丸の内一丁目計画」は、清水建設と富国生命保険、清水総合開発の3社が名古屋市中区丸の内1丁目で進めている地上16階建ての賃貸オフィスビルの建築計画です。

前回の取材は6月でしたが、そのときにはなかったタワークレーンが3基設置され空高く伸びています。基礎のコンクリート躯体が完成し、今後建物の躯体工事が本格化するものと思われます。

前回記事

「(仮称)名古屋丸の内一丁目計画」の概要

出典:清水建設ニュースリリース

「(仮称)名古屋丸の内一丁目計画」は、「名古屋フコク生命ビル」および清水建設グループ所有の駐車場跡地で建設が進められています。

出典:建築研究所

フロア構成は、1階から3階が完全自走式の駐車場、4階から15階が賃貸オフィスフロア、16階がコワーキングスペースとなります。

出典:清水建設ニュースリリース

完成イメージです。名古屋旧来からの碁盤割の街並みから着想した、縦と横のフレームが相互に支えあう構造体をデザイン化した外観が特徴で、生命保険会社のビルらしい重厚なフォルムとなっています。

「(仮称)名古屋丸の内一丁目計画」の概要は以下のとおりです。

名称(仮称)名古屋丸の内一丁目計画
所在地名古屋市中区丸の内一丁目16番
用途事務所・自動車車庫
構造鉄筋コンクリート造 一部鉄骨造、基礎免震
高さ83.31m
階数・棟数地上16階(地下なし)
敷地面積4,820.79㎡
建築面積3,318.02㎡
延べ面積47,472.12㎡(基準階専有部面積:約2,350㎡)
建築主清水建設、富国生命保険、清水総合開発
設計者・工事施工者清水建設

竣工は富国生命保険の創業100周年に当たる2024年1月の予定です。

現地の様子(2022年8月)

桜通を挟んだ南側からの様子。4,820平方メートルという敷地の広さからタワークレーン3基体制となったようです。

名古屋市内でタワークレーンが3基立ち並ぶ現場は珍しいですよね。見ていて迫力があります。

丸の内歩道橋から建設地全体の様子です。そういえば「スガキヤ」を運営するスガキコシステムズの本社(写真で一番左側のタワークレーンの左側のビル)に電飾看板が取り付けられていて、以前はスガキヤのCM的な映像が流されていましたが、工事が始まってからは電源が切られてしまったようです。

情報量が多い画像ですが、多くの資材が整然と並べられています。基礎免震構造なのでその器具のようなものが置かれています。

前回の記事でも触れた、巨大なてるてる坊主はまだ現役で頑張っているようです。今年の梅雨が短かったのはこのてるてる坊主のおかげなのかもしれません。

南西側からの様子。3基のタワークレーンを見上げます。

車両出入口は東西に設けられています。

日銀前交差点の歩道橋より。ここから望む桜通のスカイラインも徐々に変わっていくのでしょう。

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