ホテル宿泊記

【ゼンティス大阪(Zentis Osaka)】宿泊記・パレスホテルの宿泊主体型新ブランドホテル

「サイコロきっぷ」を利用した倉敷・岡山への旅の際、会合のあった大阪で宿泊することになりました。

普段あまりグレードの高いホテルに泊まることはないのですが、見聞を広める意味で少しだけよいホテルに泊まってみることにしました。

大阪にはザ・リッツ・カールトン、コンラッド、インターコンチネンタル、セント レジス、それにWホテルなど、ラグジュアリーホテルが数多くありますが、私にとっては敷居が高いので、もう少しリーズナブルに泊まれるホテルとして「ゼンティス大阪」を選びました。

宿泊したのは少し前ですが、宿泊記としてまとめてみました。

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パレスホテルが運営する宿泊主体型の新ブランドホテル

パレスホテルは皇居の目の前(東京都千代田区丸の内1丁目1番1号)にある「パレスホテル東京」を旗艦ホテルとする国内系のホテルチェーンです。

「パレスホテル東京」といえば、2012年に建て替えられ、最近では帝国ホテルなどの御三家といわれるホテルを客室単価で凌ぐラグジュアリーホテルとして頭角を現しています。

ゼンティス大阪は、そのパレスホテルが新たに展開する宿泊主体型ホテルで2020年7月に開業しました。パレスホテルの運営ということでいやが上にも期待が高まります。

客室は3タイプ

客室は全212室で、タイプは3タイプです。

Studio(ステュデイオ):25㎡ キングベッドとシャワールーム付き

Suite (スイート): 57㎡ ツインベッド、バスタブ&シャワールーム付

Suite (スイート): 57㎡ ツインベッド、バスタブ&シャワールーム付

共通施設として、1階に宿泊者向けロビーラウンジ、2階に多目的ルーム Room 001(ランドリー、アイロン、アイロン台・フィットネス)とレストラン&バーラウンジがあります。 内装は世界的インテリアデザイナーであるタラ・バーナード氏率いる「タラ・バーナード&パートナーズ」が担当し、自然な素材と色を基調にしたデザインとなっています。

外観と共用部の様子

建物は鉄骨造、地下1階・地上16階建てです。建物は容積率の最大化を図るために大阪市の住宅附置による容積割増制度「都心居住容積ボーナス制度」を活用しており、ホテルは13階までで14階~16階は総戸数27戸の高級賃貸レジデンスになっています。

ホテルの周囲は北新地の歓楽街ですが、植栽がほどこされ、ここだけ別世界な感じです。

チェックインします。コンパクトな造りのフロントです。

人の少ない夜間に撮影

ゆっくりくつろげそうなロビーラウンジ。

ロビーラウンジは吹き抜けになっており、面積はそれほど広くないものの開放感がある空間になっています。

多目的ルーム Room 001にあるランドリーです。

フィットネスルームです。利用したかったのですが、昼酒をくらった関係で利用したいという気持ちだけで終わってしまいました。

スタンダードな“Studio”に宿泊

今回宿泊したのはスタンダードなStudio(ステュデイオ)で広さは25㎡です。普段10数㎡のビジネスホテルに泊まることの多い管理人RINTAにとっては十分な広さです。

今回宿泊するのは9階のフロアです。落ち着いた感じの廊下で、部屋への期待が高まります。

客室の扉もナチュラルな色合いです。

客室に入ってみましょう。派手さは全くなくシンプルですが、落ち着いた上質な空間というのが第一印象です。

ベッドはキングサイズです。今回は1人で宿泊しますが、2人でもまったく問題なさそうです。

丸テーブルとソファ・チェアが置かれています。とってつけたような感があり、PCなどの作業をするには向いてなさそうです。なにか作業する場合はロビーラウンジにいったほうがよいかもしれません。

南側にアクア堂島というオフィスビルが建っているため今回宿泊した部屋からの眺望はいまいちでした。ビルの間にフェスティバルタワーが見えます。

ウェットエリアの様子。バスタブはなくシャワールームのみです。ドーミーインなどのように大浴場があるわけではないので、浴槽にゆったりつかりたい派にとっては物足りず、好みが分かれるところかもしれません。

シャワールーム。普通のシャワーとレインシャワーがあります。拡大写真を撮り損ねましたが、バスアメニティはオーストラリアのナチュラルスキンケアブランド『HUNTER Lab』のものでとてもよい香りでした。ネットで調べたら550mlのシャンプーが4,000円とのことなので私はとても普段使いはできなさそうです……。

ミネラルウォーターが2本置いてありました。

パジャマも着心地がよさそうなものが置いてあります。

下の引き出しにはスリッパ類が入っています。

ポットと加湿器。

スリッパはブラックです。

冷蔵庫はあまり見かけないタイプです。

アメニティ類も必要十分です。

テレビはLG製。Apple TVも備え付けられています。

リモコンは袋に入れられており清潔感があります。

朝食はテラスで

前日の会合で飲みすぎて、なかなか起きる気にならず朝食の終了時間である10時前に滑りこみます。

テラス席もあったのでせっかくなのでそちらにします。

和食と洋食をチョイスできます。今回は和食をいただくことにします。

ドリンクもおかわり自由です。

和食の朝食です。一品一品作りこまれています。二日酔い気味で食欲がなかったのですが、平らげてしまいました。

周辺はオフィスビルで殺風景な感はありますが、外でいただく朝食は格別でした。

もういちどゆっくりホテルスティを楽しみたい

宿泊主体型のゼンティス大阪でのホテルスティ。昼酒を飲み眠たい状態でチェックインしたため昼寝してしまい、夜は会合で飲みすぎとあまりホテルそのものを楽しめなかったのが残念でした。

しかし、こういったホテルに泊まり慣れない私でもそのよさは十分に感じることができました。

ゼンティス大阪のよかった点、いまいちだった点をまとめてみました。

よかった点

上質で落ち着いた客室空間

充実した共通施設

質の高いバスアメニティ

絶品の朝食

いまいちだった点

バスタブがない(その分客室空間が広いということもできますが)

宿泊料が2万円~3万円とやや高め(少しまえだと1万円台で泊まれたようなので)

歓楽街北新地の入り口という微妙な立地

今回は酔っぱらいながらのホテルスティとなりましたが、次回はもっと早く(しらふで)チェックインし、コンパクトながら上質なゼンティス大阪でのホテルスティをゆっくり楽しみたいと思いました。

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