名古屋市中区栄5丁目で建設が進められているラグジュアリーホテル「TIAD」(ティアド)。2023年4月15日に竣工し、同年7月1日に開業することが報じられました。
前回の投稿は7月でしたので3か月ぶりの取材となります。ホテル正面の久屋大通側の工事用シートのかなりの部分が外され高級ホテルらしい格調高い外観が出現しています。
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ラグジュアリーホテル「TIAD」の概要
「TIAD」が建設されているのは、久屋大通公園南エリア東側の一角、以前は「あいおいニッセイ同和損保名古屋栄ビル」が建っていた場所です。
事業主体は山口県下関市に本社を置き、冠婚葬祭事業を主体にレストラン事業やホテル事業、介護事業や仏壇・墓石事業などを営む「日本セレモニー」という会社で、ホテルを岡山や佐世保、山口県の防府などで運営していますが、名古屋は初進出となります。
建物は地上14階、地下1階建てで高さは59.95m、延床面積は21,571.95㎡、客室数は150室(うちスイートルーム13室)、平均客室面積は51.86㎡です。
この「TIAD」は、愛知県と名古屋市の高級ホテル立地促進補助金の補助事業第1号に認定されており、ホテルの開業後、所定の手続きを経て、県市あわせて最大20億円の補助金が交付される予定です。
現地の様子(2022年10月)
南西側からの様子。写真右側が「TIAD」で、中央よりやや左側のクレーンが見えているのが建設中のタワー型マンション「プラウドタワー栄パークアリーナ」です。そしてその左側に「中日ビル」が見えます。
西側から「TIAD」正面の様子。一部、ブルーの工事用シートが残っていますが、外観がほぼ現れています。
一部の客室にはバルコニーが設けられているようです。外観からは部屋一面がガラス窓となっていて採光がたっぷりで開放的な空間となっていることがうかがえます。
「TIAD」のサインも完成しています。
北西側からの様子。立体的な造形の部分は残念ながらまだ工事用のシートに覆われています。
取材日はちょうど名古屋まつりの日でした。街のにぎわいもかなり戻ってきましたよね。TIADが開業する2023年7月はどのような状況になっているのでしょうか。
低層部の外観が完成し、シートが外されるにはもう少し時間がかかりそうです。
内装、外装工事が同時並行で進められています。
タワーパーキングも完成しています。バレーパーキングといって、係りの人に車のキーを預けると代わりに駐車してくれるサービスが名古屋のホテルで初めて採り入れられます。
北東側からの様子。ホテルの背面はまだ青いシートに覆われている部分がほとんどです。
建設中の「プラウドタワー栄パークアリーナ」から「TIAD」方向を望みます。60メートル級のスカイラインが久屋大通公園東側に出現しています。
「TIAD SALON」が栄・セントラルパークに8月オープン
一足先に「TIAD」のラグジュアリー気分を味わえるスペースである「TIAD SALON」が栄にある地下街「セントラルパーク」に2022年8月オープンしています。
「TIAD」の模型が展示されています。
実際に「TIAD」で用いられる家具が置かれているそうです。シンプルながら上品な感じはさすがラグジュアリーホテルです。ホテルが開業したら一度泊まってみたいものの宿泊料もラグジュアリーでしょうから、私のような人間にはなかなか敷居が高いかもしれません。
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