「タワー・ザ・ファースト名古屋 伏見」は、セキスイハイム東海が名古屋市中区栄1丁目で建設を進める地上29階建て、高さ99.20メートル、総戸数176戸のタワーマンションです。
すでに建物は外観が完成、タワークレーンは取り外され、2023年1月の竣工に向けて、現在仕上げ工事が行われています。
「タワー・ザ・ファースト名古屋 伏見」の概要
名駅と栄の中間にあるきわめて利便性の高い立地です。近隣には白川公園もあり、大須方面へのアクセスも良好です。デパートのほか、リーズナブルに買い物がしたければテラッセ納屋橋にMEGAドンキもあります。
配置図です。都心部のタワーマンションですが、敷地内には113台分の駐車場が設けられています。また、庇つきの車寄せやプライベートエントランスなど高級マンションにふさわしい動線設計がなされています。
「タワー・ザ・ファースト名古屋 伏見」の概要は以下のとおりです。鉄筋コンクリート造 一部鉄骨造、地上29階、高さ99.20メートルのタワーマンションです。
物件名 | タワー・ザ・ファースト名古屋 伏見 |
所在地 | 名古屋市中区栄一丁目1211番1 |
交通 | 名古屋市営地下鉄 東山線・鶴舞線「伏見」駅徒歩3分 |
敷地面積 | 2,083.43m²(登記記録面積)、2,075.51m²(建築確認の対象面積) |
建築面積 | 1,032.70m² |
延床面積 | 20,862.51m² |
高さ | 99.20m |
構造・規模 | 鉄筋コンクリート造 一部鉄骨造、地上29階、免震構造 |
総戸数 | 176戸 |
竣工時期 | 2023年1月上旬(予定) |
入居時期 | 2023年4月上旬(予定) |
事業主 | セキスイハイム東海 |
設計・施工 | 淺沼組 |
現地の様子(2022年7月)
北東側からの様子。荷上げ用のリフトが残っているのと養生ネットが掛けられているのを除けば外観はほぼ完成といっていい状態です。
伏見通をはさんだ対面から。こちらから見るとかなりスリムに見えます。
低層部の様子。好評分譲中の幕がつつましやかに掲げられています。
写真いちばん手前の緑のパネルで囲われているのは山口銀行名古屋支店の取り壊し現場です。なかなか解体が進んでいないようにも見えます…。その奥に見える少し変わった外観の建物は碧海信用金庫御園支店です。
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少し離れた広小路伏見交差点からの様子。手前の「グランドメゾン御園座タワー」と2棟のタワーマンションが並び建つ姿は壮観です。
南東側からの様子。写真左側のビルは富士フイルム名古屋ビル(地上14階建て、高さ約70メートル)です。
白川公園から2棟のタワーマンションを仰ぎ見ます。
「タワー・ザ・ファースト名古屋 伏見」の出現により伏見通沿いの都市景観は明らかに迫力を増しました。
下層階のベランダのデザインが少し異なっています。エントランスを高く見せるのと目隠し的な意味もあるのかもしれません。
西側からの様子。タワーパーキングはまだ外壁が取り付けられていません。
建築計画の概要です。当初から「タワー・ザ・ファースト名古屋伏見」という名称だったようです。
取材日時点では仕上げ工事と外構工事が進められていました。
セキスイハイム東海、名古屋で攻める!
浜松に本社を置くセキスイハイム東海ですが、2020年3月竣工の「タワー・ザ・ファースト名古屋 栄」を皮切りに、今回取り上げた「タワー・ザ・ファースト名古屋 伏見」、現在建築中の「ザ・ファインタワー久屋大通」、計画中の新今池ビル跡地のタワーマンションなど名古屋で続々とタワーないしタワー型マンションの供給を加速しています。
また、錦でも新たな計画に絡んでいるようで、名古屋でインパクトのあるタワーマンションの計画をつぎつぎに打ち出しています。企画力が相当高いのか用地の仕入れ能力が相当高いのか、どちらかわかりませんが、とにかく攻めまくっているという印象です。
まずは「タワー・ザ・ファースト名古屋 伏見」が、完売の状態で竣工を迎えられるのか、売れ行きが気になるところです。今後の名古屋のタワーマンション市場を占う試金石にもなりそうです。