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かつて飲み屋や風俗店がひしめきちょっとした歓楽街だった名古屋駅西口の一角ですが、リニア中央新幹線名古屋駅建設のための用地買収が進み、多くの建物が解体され、かつての面影はなくなりつつあります。
また、リニア駅の工事範囲外でも古いビジネスホテルが取り壊され新たな店舗・事務所ビルの建設計画が明らかになるなどの動きが出てきています。 名古屋駅西口の現在の状況をお伝えします。
関連記事 【リニア中央新幹線】名古屋駅東側の建設状況2022年4月
現地の様子(2022年5月)
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東海道新幹線下り新大阪方面16・17番線ホームからリニア中央新幹線名古屋駅西側の建設地を望みます。東海道新幹線とリニア中央新幹線は地上と地下で十字に交わることがよくわかります。
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太閤通口を出て北西側に歩きます。歩行者通路はこれまで何回も変更されています。以前は新幹線の線路の下側を歩くルートでしたが、現在は付け替えられ、そのまま車道のほうに歩いていくルートに変更されています。
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写真ではよくわかりませんが、いちばん駅側の4棟のビルが残っています。うち中央部の2棟は閉鎖され仮囲いがされていたので解体は時間の問題と思われます。
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かつて河合塾の立派な建物があった場所も解体が全て完了しています。
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さきほどの4棟残っているビルのところまで来ました。車道部分は入れなくなっていますが、いちおう奥のビルまで入っていけるよう通路が確保されています。
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いちばん奥のビルに入っている「とんちゃん屋とん助くん」の貼り紙です。曰く、店舗前の通り抜けができなくなりJR東海となんとか通り抜けができるよう交渉している。店舗前の通り抜けができるまでの間休業する、とのこと。
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「とんちゃん屋とん助くん」前の道路の車道部分はフェンスの内側です。
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ふり返って名古屋駅側の様子です。
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西側に抜ける、歩行者用の細い通路が造られています。
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雨の日などは傘と傘がぶつかりそうなくらい狭いです。
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亜熱帯が入るビルはかろうじて立ち退きエリアから外れたのでしょうか。
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やや広い道路(笈瀬川筋)まで来ました。複数のクローラークレーンが稼働しています。
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ファミリーマートのあるビルですが、一部が工事区域にかかるため、角側を切り落とされています。
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工事区域の最西部まで来ました。リニア駅の東端部は名駅3丁目の飲み屋街あたりになることを考えるとやはり長いな~、と感じます。
太閤通口南側にも動きあり!
名古屋駅西側では、リニア駅の工事区域外でも動きが見られます。
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太閤通口を出て南側の一角は、居酒屋やカラオケ店、キャバクラ、駅裏旅館っぽいビジネスホテルなどが集まる、少しだけ猥雑感のある場所ですが、そこに建っていた古いビジネスホテル「稲穂」の解体工事が進んでいます。
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土地は三交不動産が取得していて、地上12階建て、高さ47.92メートルの事務所・店舗・診療所用途のビルが建てられます。
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ビジネスホテル「稲穂」の解体現場の南側は更地になっていて専門学校の建設工事が6月から始まります。地上11階・地下1階建で高さは40.24メートルです。
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一方、動きがなく不思議に思っているのが、JR東海とジェイアール東海不動産が建設した飲食ビル「名駅太閤口ビル」です。
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オープンして半年近く経つのですが、いまだに3店舗しか入居していません。しかもなぜか鶏系ばかり…笑。
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駅構内の「名古屋うまいもん通り」は取材日が日曜日の昼過ぎだったこともあり“味仙”などの有名店は大行列でした。そういったことを考えると「名駅太閤口ビル」のテナントが埋まらないのが不思議でなりません。敢えてそうしているのかどうかはわかりません。
いずれにしてもポストコロナ時代を見据え、名古屋駅西口ではリニア駅工事の進捗とともに周辺も少しずつ新陳代謝していくことになりそうです。