リニア中央新幹線の「(仮称)岐阜県駅」は、中津川市千旦林地区のJR中央本線・美乃坂本駅の北側に地上駅として設置されます。
2022年6月11日に起工式が行われ、リニア中央新幹線の地上駅として最初の着工となりました。 工事はどの程度進捗しているのでしょうか? 現在の状況をお伝えします。
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リニア中央新幹線「(仮称)岐阜県駅」の概要
リニア中央新幹線の品川~名古屋間には、通過する各県(静岡県は除く)に一駅ずつ中間駅が設けられます。岐阜県駅は、中津川市千旦林地区のJR中央本線・美乃坂本駅の近くに設置されます。
駅周辺の位置図です。土地区画整理事業が行われ、アプローチの道路などが整備されるとともに連絡通路や駅前広場が造られます。
立体イメージ図です。リニア駅は高架となり2面4線の島式ホームが設けられるほか、その上部に車両基地に向かう複線の回送線が設けられます。
JR中央線の駅は橋上駅舎化され、24時間通行可能な南北自由通路が設けられます。リニア駅とは改札外のキャノピー(雨よけ)付きの連絡通路で行き来します。
中央駅前広場のイメージ図です。
現在の様子(2023年2月)
北側の高台からの様子。写真の中央部に白い仮囲いのあたりが「(仮称)岐阜県駅」になります。
JR中央本線美乃坂本駅です。現在、特急しなのは停車しませんが、リニア中央新幹線開業後は長野方面との連絡のために特急停車駅になるかもしれません。
美乃坂本駅西側の踏切から。立ち退きになった住宅の解体工事が行われていました。
踏切を渡って北側に少し行くと仮囲いが見えてきます。
工事に伴い県道410号が迂回する形にルートが切り替えられていました。
工事は大成建設、ジェイアール東海建設、大豊建設のJVで進められています。
丘のほうにクレーンが3基見えます。
県道410号には仮橋が設けられています。
仮橋の向こうには恵那山がそびえます。
旧道沿いに残っている家屋もじきに解体されるのでしょうか。
写真手前あたりに駅が設けられ写真上部は駅前広場になるものと思われます。
舗装された部分があります。工事車輛の進入路になるのでしょうか。
護岸施設の工事とのことです。駅の品川寄りの端のほうになります。
この3本のクレーンのある場所は…。
駒場トンネル新設工事とありました。
駅の建設地から少し離れた場所では濃飛横断自動車道の工事も進められています。
少しずつですが、駅のカタチが見えつつあるような気がします。今後も進捗を追い続けていきたいと思います。