2022年11月30日に閉店した西友御器所店が再開発され「(仮称)名古屋市昭和区広路通1丁目PJ」として地上17階建ての店舗・分譲マンションの複合施設が建設されます。
2023年2月末時点では解体の準備が行われており、今後解体工事が本格化します。
「(仮称)名古屋市昭和区広路通1丁目PJ」の概要
御器所は名古屋市昭和区の地名で「ごきそ」と読みます。名古屋の難読地名のひとつでもあります。
そんな御器所ですが、昭和区役所がある昭和区の中心地であるとともに地下鉄桜通線と鶴舞線の2路線が利用できる便利な街です。
西友御器所店は地下鉄御器所駅2番出口から東の方向に徒歩約3分の山王通沿いで営業していましたが、2022年11月30日に閉店しました。
その閉店に先立ち、2022年10月31日付で名古屋市に対し「(仮称)名古屋市昭和区広路通1丁目PJ新設等届出書」が提出されています。
それによると、事業者はタカラレーベン(届出者は持ち株会社のMIRARTH ホールディングス)で、鉄筋コンクリート造地上17階建てのマンションの1・2階部分に西友が入ります。建物は2026年11月に完成し、開業は同年12月の予定です。
「(仮称)名古屋市昭和区広路通1丁目PJ」の概要は以下のとおりです。
名称 | (仮称)名古屋市昭和区広路通1丁目PJ |
所在地 | 名古屋市昭和区広路通1-1ほか |
用途 | 小売店舗・集合住宅 |
構造 | 鉄筋コンクリート造 地上17階建 |
高さ | 不詳 |
敷地面積 | 5,573㎡ |
延べ面積 | 21,256㎡ |
店舗面積 | 1,608㎡ |
主要な小売業者 | 株式会社西友 |
大規模小売店舗立地法届出予定時期 | 2023年8月 |
建築確認申請予定時期 | 2023年11月 |
工事着手予定時期 | 2024年1月 |
工事完了予定時期 | 2026年11月 |
開業予定時期 | 2026年12月15日 |
事業者 | 株式会社タカラレーベン |
付近見取図兼用途地域図です。三方向の道路に囲まれた台形の土地であることがわかります。
建物配置図兼1階平面図です。2路線が乗り入れる地下鉄駅から徒歩3分、低層階はスーパーマーケットと上層階は極めて利便性の高いマンションとなりそうです。
現地の様子(2023年2月)
北西側、山王通からの様子。全面が仮囲いやシートで覆われています。
平面駐車場だったところには重機の搬入に備えてか、鉄板が敷かれています。
広路通1交差点側からの様子。視認性の高い立地です。
南東側からの様子。敷地内の美容院があった建物も一緒に解体されるようです。
旧建物には地下駐車場がありましたが、建て替えられた後には地下駐車場は設けられないようです。
目の前にはバス停があり、栄や金山方面へのバスが運行されています。
昭和区役所は御器所通交差点の北東側、名古屋環状線沿いにあります。地下鉄御器所駅からも直結しています。
御器所駅2番出口。ここから徒歩で約3分の場所なのでマンションとしても絶好の立地です。
東側ではファミリーマートがオープンの準備中でした。西友がなくなってしばらく不便になる近隣住民にとっては福音かもしれません。
現地ではまもなく解体工事が本格的に始まります。解体工事が完了するくらいのタイミングで再度取材にいきたいと思います。