京阪電鉄不動産などが久屋大通駅近くの桜通沿いで建設中の地上25階建て・高さ84.65メートルのタワー型マンション「ザ・ファインタワー久屋大通」が2023年12月の竣工に向け工事が佳境を迎えています。
外観はほとんど完成し、近くに建つ「中外東海海上ビルディング」とともにすでに桜通沿いで存在感を放っています。
前回の取材が2022年11月でしたので実に11か月ぶりの取材となります。
前回記事
「ザ・ファインタワー久屋大通」の概要
「ザ・ファインタワー久屋大通」は、地下鉄桜通線・名城線「久屋大通」駅の1番出口から徒歩2分と極めて利便性の高い立地に建設されます。
事業者は京阪電鉄不動産、名鉄不動産、セキスイハイム東海の3社で、このうち京阪電鉄不動産とセキスイハイム東海は、地下鉄東山線今池駅すぐの場所でも「ザ・ファインタワー名古屋今池」の建設を進めており、タワーマンションの供給者として名古屋での存在感を増しています。
「ザ・ファインタワー久屋大通」の概要は以下のとおりです。鉄筋コンクリート造、高さ84.65メートル、総戸数163戸のタワー型マンションです。
所在地 | 名古屋市中区丸の内3丁目2109番1 |
交通 | 名古屋市営地下鉄桜通線・名城線「久屋大通」駅1番出口徒歩2分、 名古屋市営地下鉄東山線・名城線「栄」駅徒歩7分 |
敷地面積 | 1,557.03㎡ |
建築面積 | 1,047.23㎡ |
建築延床面積 | 16,986.80㎡ |
高さ | 84.65m |
構造・規模 | 鉄筋コンクリート造、地上25階建 |
総戸数 | 163戸(募集対象外住戸25戸含む) |
竣工予定 | 2023年12月 |
入居予定時期 | 2024年4月 |
事業主 | 京阪電鉄不動産株式会社、名鉄都市開発株式会社、セキスイハイム東海株式会社名古屋支社 |
設計・監理 | 浅井謙建築研究所株式会社、佐藤工業株式会社一級建築士事務所 |
施工 | 佐藤工業株式会社名古屋支店 |
現地の様子(2023年10月)
南西側の呉服町歩道橋からの様子。桜通沿いには高さ60から90メートル級のビルが点在していますが、これまでこの規模のマンションはなかったので新鮮な感じがします。
外観はほとんど完成し、上層部に掛けられているネットを残すのみです。
南側正面からの様子。スマートでスタイリッシュな感じです。間取りは1LDK~3LDK、専有面積は35.25㎡~154.28㎡とバラエティに富んでいます。
低層部はどっしりと構えたファサードとなっており高級感があります。
写真右側はZIP-FMなどが入る「中外東京海上ビルディング」です。「ザ・ファインタワー久屋大通」の出現によりこの界隈の高度利用が一気に進んだ感があります。
北西側から。周辺のビルと遜色ない高さのパーキングタワーが目を引きます。
モデルルームは「今池」用で利用されているようです。
写真右側の平屋建ての建物は駐輪場になるのでしょうか。また、階上にはキュービクルらしきものが置かれています。
まだ一部、鉄筋コンクリートの柱がむき出しになっています。
販売サイトを見ると「ファイナル商談会」として、109㎡・2LDKの南西角住戸が21階1.86億円、23階1.96億円で販売されています。その他の住戸は完売したということでしょうか。やはり立地が立地だけに売れ行きがよかったのかもしれませんね。