2023年8月1日(火)、関係者が出席し中日ビルの竣工式が行われました。
着工されたのは2020年2月ですので、新型コロナ騒動の勃発から収束と軌を一にするように建設工事が進められ、無事竣工を迎えました。
竣工した中日ビルは、地上33階地下5階建て、高さ約158メートル、延べ床面積は約11.7万平方メートルと新たな栄のランドマークにふさわしい威容を誇っています。
前回記事
現地の様子(2023年8月)
北西側からの様子。7階の屋上広場には「バーティカルフォレスト」という壁面緑化がなされています。栄地区の壁面緑化としては最大規模とのことで遠目に見てもある程度の大きさであることがわかります。
ミツコシマエヒロバスでは中日ビルを背後に望みながら三人制バスケットボールの大会が開かれていました。
ラシックより。躯体が伸びてゆく段階から追っていましたが、今となっては栄にあって当たり前のビルになっているような気がします。
南西側より。白いカバーがかけられているのは駐車場への誘導看板です。
テラスが設けられています。のちほど触れますが、歩道に面したカフェを設ける予定とあり、ここがその場所になりそうです。
駐車場の入り口部分。
工事が完了し、西側の歩道も広くなりました。旧ビルにはなかった路面店が設けられることからにぎわいが増しそうです。
西側のエントランス。まだ案内板は真っ白ですが、どのようなテナントが入るのでしょうか。
北西側のコーナーです。旧ビルでおなじみだった2階の喫茶店も再現されるようでうれしい限りです。
地下の出入口も開業を待つばかりとなっています。
書店は紀伊国屋、アウトドアショップはモンベル?
あらためてビルの構成を見てみましょう。
栄地下街と直結する地下1階から5階・7階はショップ&レストラン、6階は中日ホール&カンファレンス、そして7階は屋上広場となります。ここまでが基壇部です。
8階に機械室が設けられ、9階から22階までがオフィス、23階も機械室で24階から32階がホテル「ザ ロイヤルパークホテル アイコニック名古屋」となります。
商業テナントの構成について、竣工日の中日新聞にやや詳しいことが書いてありました。
- 地下1階は食品売り場やコンビニなど手軽に立ち寄れる店舗が入る
- 地上1階には歩道に面したカフェを設ける
- 2階は書店や雑貨店
- 3階は友人同士やカップルら幅広い層が楽しめるレストラン
- 4~5階の集客ゾーンには医療施設のほか、15道県の観光事務所が集まる「全国物産観光センター」が入居
別の記事によると“書店、雑貨店のほか、音楽やアウトドア、スポーツなど趣味にちなんだ店舗を充実させる”とあります。
個人的に気になるのは「書店」と「アウトドア」の店舗です。勝手に予想します。
まず書店ですが、期待を込めて「紀伊国屋書店」が入ると予想します。
理由としては、
- 名古屋ではmozoワンダーシティなど郊外型ショッピングセンターに入っているが都心には出店していない
- 丸善ジュンク堂書店は栄に2店舗展開しており出店の可能性が低い(かつてはナディアパークの旧ロフトにも出店していたが撤退した経緯がある)
- 三省堂書店はすでに名駅に出店しており栄に出店するモチベーションが低い?
アウトドアショップについては、ずばりモンベルが入ると予想します。
以前の記事でも触れていますが、ナディアパークのロフト閉店によりモンベル名古屋店も閉店しましたが、移転・再オープンすることになっており、その場合、広い床面積を確保できる中日ビルが最適であると考えられるからです。
以前の記事
そのナディアパークですが、アルペンが都心型の旗艦店を出店することが決まっています。
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中日ビルの商業テナントが発表になるのは年明け前後でしょうか。今回の予想が当たるのか外れるのか、楽しみに待ちたいと思います。