名古屋で長年にわたり親しまれてきた2つのボウリング場が相次いで営業を終了することになりました。
千種区の「星が丘ボウル」が2023年12月5日に、中区の「スポルト名古屋」も2023年中に営業を終了します。
いずれの施設も老朽化が主な理由とのことです。
となると、遠からず建物は解体されることになりますが、跡地がどのように利用されるのかが気になります。
今回は「スポルト名古屋」の跡地利用について予想してみたいと思います。調べてみたら同施設の土地と建物を意外な会社が購入していました。
スポルト名古屋の土地と建物はニトリHDの所有に!
スポルト名古屋は、中区新栄2丁目の若宮大通り沿いに立地しています。住所は“新栄”ですが、どちらかというとJR中央線の千種駅と鶴舞駅の中間あたりというイメージの強い場所です。
スポルト名古屋は1973年(昭和48年)3月にオープンしました。ちなみにスポルトは“sport”のイタリア語読みとのことです。
ボウリング場は3階と4階の2層になっています。
ボウリング場のほか、くら寿司やサイゼリヤといったファミリーレストラン、カラオケ、さらには家計の見直しショップとさまざまなテナントが入居しています。
もともと三井物産と米国のブランズウィックコーポレーションの合弁会社である「日本ブランズウィック」という会社が運営していましたが、2010年に「カラオケまねきねこ」などを運営するコシダカホールディングスの傘下に入りました。
その後、2012年に運営会社はコシダカホールディングスの傘下から外れ、株式会社スポルトに変わりましたが、土地と建物はコシダカの不動産管理会社が所有したままでした。
そして2023年3月、ニトリホールディングスが売買により土地と建物の所有権を取得しています。
現地に掲出された案内です。「入居先との賃貸借契約が終了することとなり、これに伴いスポルト名古屋ビルでの営業を終了」とあります。
コシダカとニトリ、そして運営会社であるスポルトとの間でどのようなやり取りがあったのかはわかりませんが、ニトリは再開発含みでこの土地・建物を購入したことは間違いなさそうです。
跡地はニトリの店舗か?
スポルト名古屋の営業終了後、それほど時間を置かずに建物は解体されるのではないでしょうか。
そして、跡地はニトリの店舗になる可能性が高そうです。
土地の面積は約6,000㎡弱なので、ニトリの店舗としては標準的な大きさになると思われます。
近くには「イオンタウン千種」があり相乗効果が期待できそうです。現在、イオンタウン千種にはニトリデコホームが入っていますが、統合されることになりそうです。
正式発表はまだ先になりそうですが、はたして予想は当たるのでしょうか。
星が丘ボウルの様子も取材してきましたので次回以降記事にしたいと思います。
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