NTT都市開発が建設し、2022年1月に竣工した地上20階建て・高さ91.45メートルの超高層ビル「アーバンネット名古屋ネクスタビル」が、隣接する「アーバンネット名古屋ビル」、商業施設「Blossa」とともに一体街区として2022年6月30日にグランドオープンしました。
商業施設「Blossa」は今回のグランドオープンにより新たに7店舗が加わり久屋大通駅周辺の商業環境がますます充実するとともにNTT系のビルらしくICT(情報通信技術)を駆使した、次世代型先進オフィスビルの第1号物件となります。
「アーバンネット名古屋ネクスタビル」の概要
所在地図です。久屋大通と桜通が交わる久屋大通東交差点の南東角に位置しています。また、地下鉄久屋大通駅からつながるセントラルパーク地下街にも直結するきわめて利便性の高い立地です。
同一街区にNTT都市開発が保有するアーバンネット名古屋ビル、商業施設Blossaと一体的な運営が行われます。
約330坪の無柱空間を有する通常のオフィスフロアのほか、サテライト拠点やスタートアップなどに最適なスモールオフィスや小割り区画対応のカンファレンス、シェアオフィスや入居者専用のスカイテラスやラウンジなど豊富なオフィスサポート機能が設けられます。
「アーバンネット名古屋ネクスタビル」の概要は以下のとおりです。
所在地 | 名古屋市東区東桜1-1-1 |
敷地面積 | 8,503.89㎡(内新築部分:1,934.16㎡) |
延床面積 | 30,312.91㎡ |
建物高さ | 91.45m |
構造 | 地上部:鉄骨造(柱CFT造)、地下部:鉄骨鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)、制振構造 |
規模 | 地上20階、地下1階、塔屋1階 |
用途 | オフィス、店舗、カンファレンス |
事業主 | NTT都市開発 |
基本設計・実施設計監修 | 日建設計 |
実施設計・施工 | 清水建設 |
着工 | 2020年1月 |
竣工 | 2022年1月 |
現地の様子(2022年7月)
南西側のからの様子。2棟の超高層ビルがL字型に商業施設Blossaを囲んでいます。
西側からの様子。レイヤード ヒサヤオオドオリパークの芝生広場との組み合わせがいい感じです。
北東側からの様子。アーバンネット名古屋ビルは単独で建っていたときから迫力がありましたが、アーバンネット名古屋ネクスタビルと並び建つことにより街区として迫力が増しました。
桜通をまたぐセントラルブリッジからの様子。中部電力MIRAI TOWERの奥には建設中の中日ビルも見えます。
中部電力MIRAI TOWERとアーバンネット名古屋ネクスタビル。
北西側からビルを見上げます。エントランスは道路からセットバックして空間を確保しています。
頑固な地主だったのか、この場所だけコインパーキングとなっており開発の対象からは外れているようです。こういった場所、ほかでもいくつか思い浮かぶところがありますよね。
『ESPRIT (エスプリ)』は岐阜で人気のベーカリーカフェ&レストランです。晴れた日は外のテラスでパンとコーヒーをいただくことができます。
オフィスエントランスです。“GRAND OPEN 2022.6.30 thu”と大きく表示されています。
地下の様子です。セントラルパーク地下街と直結しています。
地下街からビルに至るアプローチ。
地下1階の様子。
誰でも自由に使える休憩スペース「Blossa BASE」があります。警備ロボットが監視しています。
どうもテナントが埋まらなかった部分を休憩スペースとして開放しているようです。閉めっぱなししていかにもテナントが埋まってません、とやるよりはよっぽどいい方法かもしれません。
地下1階から地上に登ってみます。
大型のディスプレイにビルのインフォメーションが表示されています。12階は空室ですが、他のフロアは埋まっているようです。
オフィスのエレベーターホールへの入口。顔認証と連動してエレベーターが行き先階へ自動で案内してくれるそうです。
久屋大通駅周辺の今後の再開発にも期待!
久屋大通駅周辺ではアーバンネット名古屋ネクスタビル以外にも気になる場所がいくつかあります。
2021年10月に閉館した「セントラルパークアネックスビル」は今のところ動きはないようです。跡地利用はどうなるのでしょうか?
アーバンネット名古屋ネクスタビルと桜通をはさんで北側に建つ「名古屋パナソニックビル」とその奥には「トヨタホーム栄ビル」があります。いずれも50年選手なのでそろそろ建て替えの話があってもおかしくありません。立地する街区は都市再生緊急整備地域・特定都市再生緊急整備地域に指定されています。