名古屋で味噌煮込みうどんといえば「山本屋」が有名です。
この「山本屋」ですが、複数店舗展開している有名店として「山本屋本店」と「山本屋総本家」の2店があります。でも名古屋には、この2店とは異なる第三の「山本屋」があることをご存じでしょうか?
今回は、そんな第三の「山本屋」の一つで、千種区にある「大久手山本屋」の味噌煮込みうどんについて紹介したいと思います。
「大久手山本屋」はどこにある?
「大久手山本屋」は、その名の通り千種区大久手町にあります。名古屋環状線から豊田方面に向かう国道153号に入る抜け道に立地しており、車で何度も通っていて以前から気になるお店でした。車利用の場合、店の駐車場が9台分あるほか、周辺のコインパーキングと提携しており駐車券がもらえます。電車利用だと地下鉄桜通線の「吹上」駅が最寄り駅になり1番出口から徒歩で4分ほどのところにあります。また、地下鉄東山線・桜通線の「今池」駅からも歩くことができ8番出口から徒歩で約10分です。
お店の様子とメニューは?
店舗の外観です。鉄筋コンクリート4階建ての立派な建物です。お店は1階のみで上階は住宅などになっているようです。
「あいスタ認証」も取得しており新型コロナ対策もバッチリなようです。さっそく中に入ってみましょう。
味噌煮込みうどんのメニューです。根菜類が入った「田舎味噌煮込みうどん」は他店ではあまり見かけないメニューかもしれません。
セットメニューもあります。今回は天むすセットが気になったのでチョイスしてみます。
お酒のあて系メニューが充実しているのも「大久手山本屋」の特長です。夜に来てこれらのメニューをつまみにお酒を楽しんだあと、〆に味噌煮込みうどんといった使い方もできそうです。
今回は「かしわ入り味噌煮込みうどん」と「天むすセット」を注文
今日は車で来ているのでもちろんお酒は飲めません。お腹も空いていて少しガッツリいきたいのでかしわ入り味噌煮込みうどんと天むすセットを注文しました。
待つこと約10分。土鍋に入ったぐつぐつの味噌煮込みうどんが運ばれてきます。なお、ふたが熱くなっているので取るとき要注意です。私は思いっきりつかもうとして落としかけました…。
さっそくいただいてみましょう。
まずはスープから。色合いは有名店2店と同様ですが、味付けはややあっさりとしていますし、赤味噌にありがちな独特の渋味は感じられません。
麺もいただきます。完全に火が通っているのではなく、中心部はほんの少しだけ芯が残っています。有名店2店よりは火が通っている感じで絶妙なバランスです。もちろん苦手な方は注文の際に伝えればしっかり火を通した麺をいただくことも可能です。
ふたに穴が開いておらず取皿と兼用なのは有名店2店と同様です。今回はかしわ入りを注文しましたが、コクのあるとても美味しい鶏もも肉だったのも特筆すべき点です。
セットで注文した天むすです。天むすといえば地雷也や千寿など小ぶりなものが有名ですが、ここの天むすは普通のおにぎりサイズで食べごたえがあります。海老天ではなく鶏天というのも特徴的です。
同じくセットの味噌おでん。味噌煮込みうどんの味噌味とは違いやや甘めの味付けです。ビールが欲しくなりますね。
完食です。今回は天むすセットもいただいたのでもうお腹いっぱいです。
ハラールやヴィーガン対応など独自の取り組みも
大久手山本屋独特の取り組みとしてハラール(イスラム法で禁忌とされていない料理)やヴィーガン(動物性食品を一切用いない料理)対応に力を入れているのも特長です。味噌は大豆が原料なのでハラールやヴィーガンと親和性が高そうですが、ダシをヴィーガン対応にするのは大変な苦労があったようです。
同店はウーバーイーツや出前館にも対応していますし、名古屋市が最近始めたふるさと納税の返礼品にもなっています。
有名店2店とは異なる取り組みを続ける「大久手山本屋」。攻め続ける同店ですが、味は保証付きです。この記事を読んで気になった方は是非訪問してみてくださいね。
なお、名古屋市中区の久屋大通には同店の分店である「桜通大津山本屋」もありますので都心部に在住や勤務の方はこちらでも味わうことができます。
住所 | 名古屋市千種区大久手5-9-2 |
営業時間 | 11時~22時(LO21時45分) |
定休日 | 月曜日(祝日の場合は営業 翌日振替休業) |
公式サイト | 味噌煮込みうどんの山本屋大久手 |