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ホーユーが徳川美術館南側に【ヘアカラーミュージアム】を建設中!

ホーユーといえば、『ビゲン』に代表されるヘアカラー製品を手がける大手化粧品メーカーですが、同社が本社を置く名古屋市東区で「ヘアカラーミュージアム」の建設を計画しています。今回は、建築計画の概要やどんな場所に建設されるのかについてお伝えしたいと思います。

建築計画の概要

現地に掲げられている建築計画の概要です。

どんな建物が建築される?

建物名称は「(仮称)ヘアカラーミュージアム」で用途は「展示場」となっています。553.55平方メートルの敷地に鉄骨造3階建、延床面積857.93平方メートルの建物が建築されます。建設は鹿島建設が担当します。

現地の周辺の様子です。北側(写真の右側)は徳川美術館の敷地が広がっています。建設予定地のまわりには敷地規模の大きな邸宅が建ち並んでいます。

建設予定地の様子です。取材日時点ではまだ準備工事の段階でユンボが置かれているのみでした。

いつ完成するの?

建築計画の概要には完成予定日は記載されていませんでしたが、その横に掲示されている労災保険関係成立票によると工事期間が令和3年9月27日令和4年8月31日とされているので来年の夏ごろまでには完成するものと見込まれます。

ヘアカラーミュージアムはどんな場所に建設されるの?

ヘアカラーミュージアムの建設予定地は「徳川園」の南側に位置しています。

この「徳川園」ですが、尾張徳川家の御屋敷跡で、現在は池泉回遊式の日本庭園が整備されているほか、敷地内には「蓬左(ほうさ)文庫」という尾張徳川家の旧蔵書を中心に和漢の優れた古典籍を所蔵する公開文庫や「徳川美術館」が立地しています。特に徳川美術館は、日本有数の刀剣の収蔵数を誇り、「刀剣乱舞」というPCゲームで擬人化され、若い世代にも知られている「物吉貞宗」(ものよしさだむね)と「鯰尾藤四郎」(なまずおとうしろう)という作品が特に有名です。このため、園内ではこれらの収蔵品目当てと思われる女性の姿もよく見かけます

また、周辺は名古屋でも有数の高級住宅街が広がっています。

ヘアカラーミュージアムへのアクセスは?

最寄り駅はJR・地下鉄名城線・名鉄瀬戸線やゆとりーとラインが乗り入れる「大曽根駅」から徒歩約15分、名鉄瀬戸線の「森下駅」から徒歩11分です。また、基幹バスの「徳川園新出来バス停」からは徒歩3分です。基幹バスは栄や名古屋駅、名鉄バスセンターへのバスが運行されていて本数も多いことから非常に便利な場所にあるといえます。また、なごや観光ルートバスメーグルの「徳川園・徳川美術館・蓬左文庫」バス停も利用できます。

どんな施設になる?

今回のブログの執筆時点でヘアカラーミュージアムについてホーユーの公式サイトでは何らの発表は行われておらず、どのような施設になるのか詳細は不明です。

同社が製造するヘアカラー製品は老若男女に幅広く使われていますが、特に女性のユーザーが多いことから、女性の目線を意識したファッショナブルな施設になるのではないでしょうか。それにより徳川美術館の訪問客と客層が一致し相乗効果を発揮することが期待されます。

最後に

今回は、ホーユーが建設を計画している「ヘアカラーミュージアム」についてお伝えしました。近接する徳川園や徳川美術館との相乗効果を発揮することにより、新たな名古屋の観光スポットになるかもしれませんね。今後の建設状況について当ブログで随時お伝えしていきます。

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