2023年4月28日、名古屋駅前のシンボルであるナナちゃんが50歳の誕生日を迎えました。
ナナちゃん50歳の誕生日を祝うため、名鉄百貨店では4月26日から「ナナちゃんバースティウィーク」と銘打ってナナちゃんデコレーションのバースディケーキをはじめとして様々なナナちゃんグッズが販売されるといったイベントが開催されています。
名古屋随一の愛されキャラだけあって、ナナちゃん50歳の誕生日のニュースは多くの在名メディアやネットニュースなどで報じられています。
今回は、当ブログなりの視点として、今後予定されている名鉄による名古屋駅再開発が完成なった場合のナナちゃんの処遇?について考えてみたいと思います。
東京のマネキン展示会にいた大きな人形がナナちゃんに
ナナちゃんの今後を考えるにあたり、まずナナちゃんの生い立ちについて振り返っておきましょう。
時は昭和47年にさかのぼります。この年、若者を対象とした名鉄百貨店の新店舗「名鉄セブン館」がオープンします。翌年の昭和48年、1周年を記念してなにかシンボルになるものを作ることになり探していたところ、東京のマネキンの展示会でインパクトのある大きな人形が見つかりそれをマスコットにすることになった、というのが誕生のきっかけです。
名前は一般公募され、セブンをもじった親しみやすい名前である『ナナちゃん』に決定されました。 名鉄セブン館は2006年にヤング館へ名称変更したのち2011年に閉館、後継にテナントとしてヤマダ電機が入り現在に至ります。一方、ナナちゃんは50年に渡り同じ場所に立ち続けてきました。
この間、名古屋駅周辺では多くのビルが建て替わり全国でも有数の超高層ビル街へと変貌を遂げました。
そしてリニア中央新幹線の開業に向けて、名古屋駅周辺の再開発の集大成として期待されているのが名鉄名古屋駅の再開発です。
2017年に巨大な壁ビルの案が発表され2022年度に着工される予定でしたが、コロナ禍などもあって計画は停滞しており、2024年度にあらためて方向性が判断されることになっています。
関連記事
再開発後の新ビルでナナちゃんの姿は見られるのか?
今後、名鉄名古屋駅の再開発が進んで新しいビルが建設された場合、ナナちゃんの姿は引き続き見られるのでしょうか?
いくつかのパターンを考えてみましょう。
現在のナナちゃんが再開発後のビルに移転
名古屋におけるナナちゃん人気の高さを考えるとナナちゃんは残されると考えるのがもっとも自然ではないでしょうか。新ビルのどこかに立ち続け、引き続き名駅のシンボルとして君臨するというパターンです。
さらに巨大化した2代目ナナちゃんが誕生
再開発が完成する段階だとナナちゃんは60歳近くになっているはずなので、代替わりして2代目のナナちゃんが誕生する可能性もあります。その場合、現在のナナちゃんよりさらに巨大化したインパクトのある姿になるのかもしれません。
ナナちゃん撤去
新ビルの完成とともにナナちゃんがいなくなってしまう可能性もゼロではありません。ただ、そのようなことになれば反対運動が沸き起こるかもしれません。
ナナちゃんは次の50年も引き続き名駅のシンボルでいてくれるのでしょうか。行く末が気になりますが、まずは名鉄名駅再開発がどうなるか、ですね。