JR西日本の「サイコロきっぷ」を使った倉敷と岡山の旅行記の2回目です。倉敷は思ったより見ごたえのある街でしたし、岡山は街のあちこちで再開発が行われていて勢いを感じました。
前回記事
倉敷は思ったより見ごたえあり!
倉敷駅南口の様子。天満屋百貨店が中国地方に来たことを感じさせます。
倉敷駅から美観地区までは1キロメートル弱です。案内板があちこちに立っているのでスマホの地図を睨みながら歩く必要はありません。商店街があったのでそちらのほうにぶらぶら歩きます。
昼間から飲めそうなお店もありますが、前日の会合で飲み過ぎたため胃が重く食欲がありません。昼飲みしている人たちを横目に通り過ぎます。
やたら並んでいるお店がありました。「かっぱ」というとんかつのお店で倉敷では有名店のようです。
美観地区の入口らしきところにたどり着きました。
そのまえに高台に眺めのよさそうな神社があるので行ってみることにします。
思ったとおりよい眺めでした。美観地区の建て込んではいるものの色彩が統一された美しい街並みが眼下に広がります。
この神社は「阿智神社」といい、鶴形山という山の山頂に鎮座する倉敷の鎮守です。航海の安全を司る宗像三女神を主祭神としてお祀りする創祀1700年を超える古社とのことです。
神社の階段を下り、美観地区を歩きます。思っていたよりも広く、そして美しい街並みです。
「倉敷アイビースクエア」です。私は名前だけは聞いたことがあったもののどのような施設かは知りませんでした。繊維メーカーの倉敷紡績(クラボウ)発祥工場を再利用したホテルや文化施設を併せもつ複合商業施設でした。
倉紡記念館があったので入ってみました。入場料は300円。クラボウの歴史を知ることができます。
クラボウは東海地方とも関係が深く、安城市や津市に工場がありますし、一宮市にあるイオンモール木曽川(旧名:ダイヤモンドシティ・キリオ、イオンモール木曽川キリオ)はクラボウの木曽川工場の跡地に建設されています。
アイビースクエアにはホテルもあります。クラシカルでとても雰囲気があります。このホテルを拠点にゆっくり倉敷観光をするのもよいかもしれません。
運河を川舟がゆきます。観光地といえば“舟”ですね。名古屋でも名古屋城の水堀を舟で周遊するという案がありますがどうなるのでしょうか。
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川舟の人気は高いようです。
そして倉敷の観光では絶対に外せない大原美術館。倉敷紡績の二代目社長の大原孫三郎が創設した美術館で、エル・グレコの『受胎告知』など私でも知っているような有名な絵画が常設展示されています。
いったん倉敷駅に戻り北口を覗いてみます。もともとはクラボウの工場で、12年で閉園した倉敷チボリ公園の跡地に建設されたアリオ倉敷と三井アウトレットパーク倉敷があります。
アリオ倉敷の店内。「LOFT」などが入っています。
三井アウトレットパーク倉敷の様子です。
もともとは公園だけあって緑の多い商業施設です。
倉敷チボリ公園のモデルであった「チボリ公園」のあるデンマークっぽい感じが駅前に残っています。
引退が近づく381系特急『やくも』で岡山へ
引退が近づく381系を使用する特急『やくも』に岡山駅まで乗ってみることにします。
サイコロきっぷでは『やくも』に乗車できないので交通系ICカードで乗車するか別途岡山駅までの乗車券を購入する必要があります。
束の間の山陰気分を味わいます。引退が近い車両とは思えない走りっぷりであっという間に岡山駅に到着します。
岡山駅は四国方面への特急も発着します。写真は高知行き特急『南風』です。2019年に登場した最新鋭の2700系(アンパンマン車両)を使用しています。束の間の四国気分を味わいます。
今宵の宿は「ホテルグランビア岡山」です。全国旅行支援を利用してかなり割安に泊まることができました。
夕方になって食欲も回復したので、駅からホテルに行く際に通りかかったもつ鍋のお店で食べることにしました。「もつ鍋おおやま」というお店で名古屋でもJRゲートタワーに店舗があるようです。おひとり様でもまったく問題ありませんでした。(ビールが飲みかけですみません)
翌朝の岡山駅前の様子。今回の旅も天候に恵まれました。
岡山市内の再開発の様子を見てまわりました。岡山は街のあちこちで再開発が行われていて勢いを感じました。
2泊3日の旅を堪能し、名古屋に戻ることにします。まずは『さくら』で新大阪へ。
そのまま新幹線で名古屋に戻ってもよかったのですが、やはり近鉄で。ゆきは乗らなかった『ひのとり』で帰ります。
天井のLED照明が青になったら名古屋に到着です。今回もくつろいでいたらあっという間に名古屋に着きました。