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【東区役所】愛知大学車道キャンパスに移転を検討!

2023年3月10日(金)の中日新聞の朝刊に名古屋市の東区役所が愛知大学の車道キャンパスに移転を検討していることが報じられました。

築50年以上経過し、老朽化が進んでいることから東区役所の移転先を探していた名古屋市側と名古屋キャンパスの開設によりあまり使用されなくなっていた車道キャンパスの活用方法を検討していた愛知大学側の思惑が一致したようです。

現在の東区役所は車道駅から約1キロメートル、徒歩で約12分です。遠すぎるというわけではありませんが、近くでもありません。

一方、愛知大学の車道キャンパスは車道駅から徒歩2分の場所にあります。

現在の東区役所の様子。鉄骨ブレースによる耐震補強が行われていますが、かなり古い建物であることがわかります。敷地もあまり広くはありません。もともとは近くにある建中寺(尾張徳川家の菩提寺)の境内地だったようです。

こちらは東区役所の移転が検討されている愛知大学車道キャンパス。桜通から一本入った場所にあります。

キャンパスマップです。現在は「高度専門職業人の育成を担う都市型キャンパス」として法科大学院などが置かれています。法科大学院らしく法廷教室もあるほか、最上階には展望ロビーもあり、区役所に転用後も活用できそうです。

南西側からの様子。手前の低層の建物は収容人数356名のコンベンションホールです。

大きなキャンパスではありませんが、広いアプローチが設けられています。もうしばらくすると桜も満開になりそうです。

掲示板などもそのまま活用できそうで、今回の取材で大学のキャンパスと役所の庁舎は親和性が高いことに気づかされました。

この部分だけぱっと見ると役所の庁舎といわれても違和感がありません。

移転後の東区役所への最寄りとなる地下鉄桜通線車道駅の1番出口。ここから徒歩2分です。地上とコンコースを結ぶエレベーターはもう少し離れた場所にあります。

駐車スペースも十分にあり、区役所に転用しても問題はなさそうです。

当ブログでも中村区役所や千種区役所の建て替えについてお伝えしていますが、東区役所は既存の大学キャンパスを転用するという今までとは一味違った計画になりそうです。

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また、移転後の東区役所の跡地利用も気になります。場所的にあまり高層の建物が建てられる可能性は少なそうですが、どのように活用されるのでしょうか。動向が気になります。

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