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【ジブリパーク】2022年11月開園に向け全貌が徐々に明らかに!

愛知県は2022年1月27日、「ジブリパーク」に関するメディア向け発表会において、開園日が同年11月1日(火曜日)となることを明らかにしました。

併せ、日時指定の事前予約制となり予約開始は夏ごろになることや入場料は他のテーマパークと比べるとリーズナブルな価格設定になるとの見通しも示しています。

また、2月1日には2022年度におけるジブリパークの整備の内容が発表されるとともに公式ウェブサイトが開設されるなど、ここへきて開業へ向けた動きが急加速しており、いやが上にも期待が高まります。

ジブリパークの概要

ここであらためてジブリパークがどのような施設なのか見てみましょう。2005年の愛・地球博(愛知万博)会場だった愛・地球博記念公園内に設けられます。

事業主体は愛知県で、記念公園194ヘクタールのうち、約7.1ヘクタールを340億円かけて整備、管理運営はスタジオジブリと中日新聞社が共同で設立した「株式会社ジブリパーク」が担います。

2022年11月、まずは3施設が先行オープン

ジブリパークには5つのエリアが設けられ、このうち「青春の丘」「ジブリの大倉庫」「どんどこ森」の3エリアが11月1日に開業します。残る「もののけの里」「魔女の谷」の2エリアは2023年後半の開業を目指して工事が進められています。

現地の様子(2022年1月)

1月29日土曜日に現地の状況を取材してきましたのでお伝えします。

東部丘陵線(リニモ)の「愛・地球博記念公園」駅を出た場所から見た北エントランスの様子です。円形の建物が4棟建設中で総合案内所や物販店舗などが設けられます。

工事は鹿島建設グループが担当しています。

公園内に入るとまず「青春の丘」エリアが目に入ります。来園者を迎え、導くジブリパークの象徴となる場所です。

「青春の丘」エリアでは既存のエレベーター棟を改修し、「天空の城ラピュタ」「ハウルの動く城」のような19世紀末の空想科学をイメージした姿に生まれ変わります。

「青春の丘」エリアのもう一つの目玉である『耳をすませば』の「地球屋」の建築工事も進められています。周辺ではロータリー広場も再現される予定です。

「ジブリの大倉庫エリア」は2018年に営業終了した温水プールの建物をリニューアルする形で設けられます。“倉庫”らしさと懐かしさを感じる和洋折衷の建築空間となり、常設展示室、企画展示室、映像展示室、遊び場、売店・倉庫などで構成されます。その規模は東京・三鷹の『三鷹の森ジブリ美術館』の3倍の広さになるとのことです。

「どんどこ森エリア」一帯は仮囲いで覆われており状況を確認することはできません。

ただ、「サツキとメイの家」(写真右側の建物)の外観は確認することができました。

こちらは新たに建てられた管理棟です。

その北側の丘の上でもなにやら工事が行われています。『となりのトトロ』の社が造られるのでそれでしょうか。

第2期にオープンする施設のうち「もののけの里エリア」の工事の様子です。まだなにも建てられていませんが、映画『もののけ姫』で劇中に描かれる古代の製鉄所「タタラ場」が建てられる予定です。

第2期にオープンのもう一つの施設である「魔女の谷」の工事現場です。映画『魔女の宅急便』の主人公キキが住むパン屋「グーチョキパン店」や『ハウルの動く城』の主人公ソフィーが働く「ハッタ―帽子店」が造られます。また「魔女の谷」を見渡せる眺望施設が山の斜面に設けられる予定です。

今までありそうでなかったテーマパークに期待!

「観光不毛の地」などと揶揄されることもある愛知県。ジブリパークの開園を契機にそんな汚名を払拭しようと県も本気になったのか、スタジオジブリと組んで観光促進のための動画まで作成しました。

こうしてみると愛知県は、海あり山あり歴史ありで、意外と自然や文化に恵まれゆったりとした土地であるということをあらためて実感できます。

そんな愛知県にできるジブリパーク。東京ディズニーリゾートやユニバーサルスタジオジャパンなど東西の超メジャーなテーマパークのような派手さはありませんが、それらとは一線を画し、ゆったりとした時間を過ごせるような、今までありそうでなかったテーマパークになることを期待します。

当ブログでは今後も開業に向けた動きを追っていきます。

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