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【日本エスコン】刈谷市のデンソー池田工場跡地を取得、複合商業施設を開発へ!

不動産デベロッパーである日本エスコン刈谷市にあるデンソー池田工場跡地を取得し複合商業施設を開発することが明らかになりました。

取得する土地の面積は約9.9万平方メートルで2024年9月27日に土地の引き渡しを受ける予定とのことです。

現在の様子を取材しました。

日本エスコンは商業施設「トナリエ」を各地に展開

日本エスコンは、マンション分譲や商業施設の開発・運営などを行う不動産デベロッパーで、2021年に中部電力の連結子会社となりました。

プロ野球北海道日本ハムファイターズの新本拠地に「エスコンフィールドHOKKAIDO」という名を冠し、一躍その名を馳せた同社ですが、商業施設については「トナリエ」という名称で全国各地に展開をしています。

東海3県では、三重県四日市市にアピタや109シネマズなどが入る「トナリエ四日市」を運営しています。

商業施設計画の概要

日本エスコンは、2024年9月6日に「新規事業用地の取得のお知らせ」というプレスリリースで、デンソー池田工場跡地を取得することを公表しました。

取得の理由として、幹線道路に近接し周辺地域や豊田市、名古屋市への車での交通利便性に優れた地域であること、周辺は住宅が多い一方、比較的大型商業施設が少なく、今般の不動産開発を通じて、地域拠点の魅力・賑わいをさらに伸ばすことが期待できるエリアであることなどを挙げています。

付近のグーグルマップです。自動車のラジエーターなどの製造を行うデンソー池田工場として稼働を続けてきましたが2018年3月に閉鎖、建物の解体が行われるとともに土壌汚染があったため、汚染土壌の除去などが行われたあと、更地の状態となっています。

現地の様子(2024年9月)

計画地の南東側より。片側2車線の幹線道路である国道155号沿いに立地しています。

国道に接する部分は意外と短く、その分奥行きが長い土地です。

取材したのは平日の午後で、国道155号の車の通行量は意外と少ない状況でした。朝夕や休日はどうなのでしょうか。

155号を東に行くと東海道新幹線のアンダーパスがあります。この部分は直進方向が1車線となっており、渋滞が懸念されます。

計画地の西側です。白い仮囲いが延々と続いています。

写真左手には浄化設備のようなものがあり、道路上をパイプと通路が跨いでいますが、そのまま残されていました。

かつての工場の門もそのまま残されています。

近くにはデンソーの社員寮があります。

北東方向には東海道新幹線の線路があります。

一部はグラウンドになっており一般開放もされているようです。

敷地面積は9.9万平方メートルです。どのような商業施設になるのでしょうか。計画発表が楽しみです。

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