JR西日本はアプリ上でサイコロを振って、出目で旅先が決まるという「サイコロきっぷ」を2022年7月29日(金)から10月29日(土)の期間限定で発売中です。
5,000円で大阪と博多を新幹線で往復できる可能性があるこのきっぷ。名古屋民がサイコロを振るメリットはあるのでしょうか?
名古屋民である管理人RINTAが実際に振ってみました。はたして出目はいかに?
鉄道版“旅ガチャ”「サイコロきっぷ」とは?
「サイコロきっぷ」は、JR西日本のアプリ上でサイコロを振って目的地を決める企画型のきっぷです。
出発地は大阪市内で、行き先は白浜、餘部(城崎温泉)、東舞鶴(西舞鶴)、倉敷(岡山)、芦原温泉(福井)、尾道、博多の7駅で、()内の駅に途中下車が可能です。
1名あたりの価格はエントリー料が4,500円、きっぷが500円の計5,000円で、最大6名まで購入することができます。
それぞれの駅が出る確率は、尾道が5/36、レア駅である博多が1/36で、それ以外は1/6です。もし博多が当たれば割引率は82.9%にも及びます。
発売期間は2022年7月29日(金)~10月29日(土)、利用期間は7月29日(金)から10月31日(月)の連続する3日間です。
実際にサイコロを振ってみた!
まずJR西日本の会員サービスであるJ-WESTネット会員の新規登録を済ませます。メールアドレスを登録し、届いたメールのリンク先に必要事項を入力します。
次にApp Store(iPhoneの場合)でWESTERアプリをダウンロードし、J-WESTネットのIDと連携させます。これでエントリーの準備が完了です。
エントリーは2回できますが、2回目のエントリーができるようになるのは、1回目の「サイコロきっぷ(500円)」を購入した後になります。
サイコロを振る権利を購入します(エントリー)。このタイミングで4,500円を支払い、残りの500円は行き先が決まったあと、サイコロきっぷを購入するときに支払います。
しばらくするとサイコロを振る画面が現れます。
さっそくサイコロを振ってみましょう。尾道よ来い!
白浜か!
ん、4文字の場所…
あ、
芦原温泉に決定しました…
名古屋から大阪経由で芦原温泉か…
大阪往復分プラス5000円で博多に行ける期待値を考えれば名古屋民が使うメリットあり!
というわけで今回は芦原温泉が当たってしまいました当たりました。
「サイコロきっぷ」は経路上であれば前途分を放棄することにより途中駅から乗車することができるので、名古屋から東海道線で京都まで行って特急サンダーバードに乗車することも可能です。
この場合、名古屋~京都間の運賃が往復で5,280円なので、10,280円で名古屋と芦原温泉を往復できることになります。名古屋と芦原温泉を特急しらさぎの指定席で往復すると12,280円ですので時間を考えなければ2,000円ほどお得になります。
ただ、名古屋~芦原温泉間は名古屋から米原は東海道新幹線も利用できる「北陸往復割引きっぷ」が10,680円で発売されているので、名古屋民が「サイコロきっぷ」を使って芦原温泉が当たった場合、正直ハズレの範疇に入るのかもしれません。
しかし、大阪までの往復分はプラスにかかるものの、あわよくば5,000円で博多まで行けるという期待値もありますし、尾道や倉敷でも相当なメリットがあり、そうした場所に行けるかもしれないというワクワク感を考えれば名古屋民が使うメリットは十二分にあるのではないでしょうか。
今回は芦原温泉に行くことになりましたが、せっかく当たった北陸方面への旅。楽しんでこようと思います。