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【(仮称)グランドメゾン千種ザ・タワー】千種ビル群跡地にタワマン建設へ!

当ブログで噂の段階から追いかけてきた千種ビル群跡地のタワーマンション計画がついに明らかになりました!

参考記事(2022年3月)

積水ハウスが前所有者である住友生命から不動産を購入し地権者となったのが2013年3月。11年の時を経て、現地に建築計画の概要が掲出され、ついに計画が動き出します。

それにしても、駅直結の一等地とはいえ、不動産開発というのは時間がかかるものである、ということをあらためて認識させられます。

名古屋の再開発ウォッチャーにとっては今年トップ級のニュースであるとともに、名古屋でタワーマンションの購入を検討している富裕層の方々にとっても要注目トピックです。

マンション名は「グランドメゾン千種ザ・タワー」

現地に掲出された建築計画の概要です。6月13日に設置されました。詳細は以下のとおりです。

計画名(仮称)グランドメゾン千種ザ・タワー新築工事
敷地の地名地番名古屋市東区葵3丁目1501、1506、1507
用途共同住宅、展示場、自動車車庫
構造RC造、一部S造
高さ地上41階 地下1階
敷地面積5,596.07㎡
建築面積3,977.51㎡
延べ面積49,988.81㎡
建築主積水ハウス株式会社
設計者鹿島建設株式会社 一級建築事務所
工事施工者未定
着工予定時期2024年9月2日頃

計画名は「(仮称)グランドメゾン千種ザ・タワー新築工事」であり、マンション名はそのまま「グランドメゾン千種ザ・タワー」になるものと思われます。

用途は「共同住宅、展示場、自動車車庫」となっており、“展示場”というのが気になります。近くにはフェラーリを扱うコーンズやロールスロイスのディーラーがあったりするのでそういったものになるのか、なにか文化的な施設になるのか。

規模ですが、地上41階・地下1階、高さ154.85メートルという正真正銘のタワーマンションであり、積水ハウスの本気を感じさせます。

名古屋のタワーマンションでは、ザ・ライオンズ ミッドキャピタルタワー(161.85メートル)、ザ・シーン城北(160.0メートル)、グランドメゾン御園座タワー(160.0メートル)に続き4番目の高さになります。ちなみにグランドメゾン池下ザ・タワーは152.78メートルなのでほぼ同じ高さです。

工事着手は9月、既存の千種ニュータワービルを避けて建設?

工事着手は2024年9月2日頃とのことで、意外と早いなという印象です。

敷地の地番ですが、1501、1506、1507の3筆となります。

上図は、千種ニュータワービルの建物図面を加工したものです。敷地の地番である3筆を赤く塗りつぶしました。方位に注意してご覧ください。参考に道路名を入れています。

すると、まだ解体されていない千種ニュータワービルの一部が敷地の一部にかかっているものの、避ける形で計画されているようです。

千種ニュータワービルですが、テナントの退去を巡って揉めているという噂もあり、解体はまだ始まっていません。

となると、万が一解体が遅れた場合、(仮称)グランドメゾン千種ザ・タワーと千種ニュータワービルがにらめっこ、という状態になる可能性もゼロではないのかもしれません。

現地の状況(2024年7月)

千種ニュータワービルがポツンと残っています。同ビルの高さは85.6メートル。対し、(仮称)グランドメゾン千種ザ・タワーは約154メートル。倍近い高さとなり、周辺のスカイラインも一変しそうです。

その千種ニュータワービル。未だ解体が始まる気配はありません。

「ビル内に御用の方は、当ビル防災センターまでご連絡をお願いします」とあります。まだビル内に人が残っているようです。

駐車場棟だった部分の解体がもう少し残っているようです。

解体を担当しているのが鹿島で、設計者も鹿島であることから、そのまま鹿島が建設も担当することになりそうです。

多くの現場で見かける電飾モニターも登場しています。

地下鉄東山線千種駅から直結の出入り口は閉鎖されていますが、関係者は出入りできるようです。駅直結のタワーマンションになる可能性が高そうです。

残りの土地はどうなる?

先ほどの建物図面を再掲します。

1502、1503、1504、1505の4筆が今回の計画対象から外れています。商業施設との複合施設になるとの話もあり、この部分がそうなるのでしょうか。

いずれにしても「(仮称)グランドメゾン千種ザ・タワー」そのものの計画の公表も含め、世の中的に大っぴらになるものもうしばらく先になりそうです。それまでにも少しずつ動きはあるでしょうから、当ブログでも定期的に追っていきたいと思います。

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