仕事で一宮市に出かける機会がありました。一宮市に来ると寄らずにいられない味噌煮込みうどんのお店があります。それが「かに屋」です。
「かに屋」では、王道?ともいえる濃厚な味噌煮込みうどんを味わうことができます。“王道”とは何が王道なのでしょう。早速ご紹介していきたいと思います。
「かに屋」はどこにある?
「かに屋」は、一宮市別明町にあります。名古屋方面から名古屋高速で行くのであれば、一宮線終点の一宮東出口を出てそのまま国道22号を走り、ショッピングセンター「テラスウォーク一宮」のある「両郷町」の交差点を左折、一本目の信号を右に折れしばらく行くと看板と駐車場が見えてみます。ここに停めてもいいですし、医院のところを右折し狭い道に入るとお店があり、お店の前にも駐車場があります。
電車利用だと駅から距離があるためバスかタクシーの利用となります。最寄り駅はJR尾張一宮駅・名鉄一宮駅です。
お店の様子とメニューは?
店舗の外観は落ち着きのある和の佇まいです。弥が上にも期待が高まります。
さっそく入店してみましょう。正午前なので待たずに入れそうです。
一人だったのでカウンター席に通されます。しっかりとした梁が重厚感を醸し出している一方、天井の一部が吹き抜けになっており開放感もあります。
メニューです。味噌煮込みうどんのほかに「おすまし」やざるそばなどもあります。そのほか、おつまみ系のメニューもあります。
今回は「味噌煮込みうどん(天ぷら入り)」と「ご飯」を注文
天丼のセットメニューも捨てがたかったのですが、味噌煮込みうどんのスープに浸った衣の食味に惹かれたので天ぷら入りの味噌煮込みうどんとご飯を注文しました。
10分強で味噌煮込みうどんが運ばれてきます。茶色基調にいんげんの天ぷらの緑が彩を添えています。
取り皿としてお使いくださいとのことで蓋は外されたまま提供されました。熱い蓋に触れなくてもよいのでこれはこれでよいかもしれません。
まずはスープを一口。数種類の八丁味噌をブレンドし、隠し味に白味噌も使っているそうです。このお店では茹でた麺をスープに入れるのではなく、麺を直接スープに入れて煮ていることも特徴的です。出汁の風味が前面に立っているわけではありませんが、しっかりと効いています。それにも増して八丁味噌のコクとうまみを強く感じます。ある意味ストロング系のスープとも言え、味噌煮込みうどんを子供のころから食べている私にとってはホッとする味わいですが、八丁味噌を食べ慣れていない方は、最初はギョッとする濃さかもしれません。でも食べ進めるうちに濃厚さだけではないうまみを感じていただけるのではないでしょうか。
麺は無塩・多加水の手打ちです。太めの麺が味噌のスープとよく絡みます。また程よくシャキッとした青ネギもわき役として欠かせません。
麺の断面です。名古屋の有名店と同じく少し芯が残っていて、啜るというよりは噛みしめながらいただく麺です。そうすることにより小麦の風味を強く感じることができます。
ご飯は比較的硬めに炊かれていて私好みです。沢庵とともに供されます。粒が立った美味しいご飯で味噌煮込みうどんにとても合いました。
さつまいもの天ぷらをいただきます。味噌のスープに程よく浸された衣とさつまいもの甘さが絡み合って絶品の味わいです。
海老の天ぷらもいただいてみましょう。かなり大ぶりな海老を使っていてプリっとしています。ご飯がどんどん進みます。
かしわ入りを頼んではいないのですが、鶏肉が2切れ入っていました。
完食です。スープも飲み干してしまいました。
ストロング系の王道味噌煮込みうどんがクセになる!
「かに屋」の味噌煮込みうどん、いかがだったでしょうか。
濃厚な八丁味噌スープに半生の麺。ある意味ストロング系味噌煮込みうどんともいえますが、ただ単に濃いわけではなく、濃厚ななかにしっかりとしたうまみを味わえるはずです。これこそが味噌煮込みうどんの王道。多くの人を惹きつけてやまない理由ではないでしょうか。
記事を読んで気になった方は一宮へGOです! 是非王道の味噌煮込みうどんを味わってくださいね。
住所 | 一宮市別明町3-11-1 |
営業時間 | 11時~14時30分 17時~22時30分(LO22時) |
定休日 | 毎週水曜日 及び 第3火曜日 |
公式サイト | https://www.kani-ya.jp/ |