中区錦3丁目の桜通沿いで「(仮称)桜町ビル」の新築工事が計画されています。
現地に掲げられている建築計画の概要によると用途の大部分が「診療所」となっています。ということは医療モールになるのでしょうか。現地の様子を交えお伝えします。
「(仮称)桜町ビル」の概要
まず立地をみてみましょう。ホテル京阪と道路を挟んだ西隣りにあります。十六銀行の名古屋ビルからも近く、東隣りには焼肉の「かわよし」があります。
もともと古い雑居ビル(旧桜町ビル)が建っていましたが、取材日(2021年12月23日)時点では解体工事が進められています。
建築計画の概要は?
現地に掲げられている建築計画の概要です。工事開始は2022年4月ごろとのことです。
用途に注目です。2~7階が診療所となっています。建築主は医療法人ではなく株式会社なので、単体の医療施設というよりは医療モールになる可能性が高いのではないでしょうか。
となると、1階の物販店はもしかしたら調剤薬局が入るのかもしれませんし、薬局は2~7階の診療所部分に併設され、1階にはまた違った物販店が入るのかもしれません。8階の住宅はおそらくビルオーナーの自宅になると思われます。
名称 | (仮称)桜町ビル 新築工事 |
地名地番 | 名古屋市中区錦3丁目109番1、109番2、109番3 |
用途 | 1階:物販店 2~7階:診療所 8階:住宅 |
敷地面積 | 262.63平方メートル |
構造 | 鉄骨造 |
延面積 | 1,716.38平方メートル |
高さ | 33.67メートル |
階数 | 地上8階 |
建築主 | 株式会社桜町ビル |
設計者 | 株式会社KAN設計 |
工事施工者 | タイガーハウス工業株式会社 |
現地の様子(2021年12月)
北東側からみた様子です。仮囲いに覆われ解体工事が進められています。
北西側からの様子です。ちなみに東隣に建っているホテル京阪は広島銀行系の不動産会社がビルを所有しておりビル内には広島銀行の空中店舗も入っています。
余談ですが、このビルの建築によって通りの景色がよりいっそう明るくなった感があります。「(仮称)桜町ビル」もそれほど大きなビルではありませんが、通りの景色を明るくする要素になるのではないでしょうか。
解体工事の状況です。重機でガンガン崩していますが、年明け以降も解体作業が続けられることになりそうです。
最後に
今回は、中区錦3丁目の桜通沿いで計画が進む「桜町ビル」の新築についてお伝えしました。
現段階では現地に掲出されている建築計画の概要しか情報がなく、本当に医療モールになるのかは未確定です。
ただ、周辺のオフィスワーカーの需要も見込めるほか、「プラウドタワー名古屋錦」に代表されるようにマンションも多く建っており今後ますます定住人口も増えるエリアであることから医療モールに対するニーズは高いものと思われます。
追加情報があれば当ブログで引き続きお伝えしていきます。