伏見地区

【りそな名古屋ビル跡地】13階建て・高さ59.7mの「(仮称)錦通桑名町ビル」の躯体が出現!

地下鉄伏見駅近くの錦通沿い、「りそな名古屋ビル」の跡地で鹿島建設が「(仮称)錦通桑名町ビル新築計画」の建設を進めています。地下1階地上13階建て、高さ59.755メートルのオフィスビルです。

2024年10月時点で鉄骨の躯体が姿を現しています。順調に建設が進めば2025年10月に竣工の予定です。

「(仮称)錦通桑名町ビル」の概要

「(仮称)錦通桑名町ビル新築計画」は地下鉄東山線「伏見」駅から徒歩1分という好立地に計画されています。以前は「りそな名古屋ビル」が建っていましたが、2022年に解体、土地の所有権も鹿島に移っています。

出典:鹿島プレスリリース

パース(全体図)です。錦通側のメインファサードは、古くからの繊維問屋街にちなんだ織物から連想される縞模様と、地域に点在する神社仏閣の自然から連想される竹林をイメージした縦連窓が採用されています。


出典:鹿島プレスリリース

地上部のパースです。1階部分には入居者専用の共用ラウンジが設けられるとのことで、帰宅困難者対応のため、ロビースペースも広く取られると思われるので、やはり店舗は設けられない可能性が高そうです。

「(仮称)錦通桑名町ビル」の概要は以下のとおりです。

名称(仮称)錦通桑名町ビル新築計画
敷地の地名地番名古屋市中区錦2丁目1501、1515
用途事務所
構造鉄骨造一部鉄骨鉄筋コンクリート造
高さ59.755m
階数・棟数地上13階・地下1階
敷地面積2,442.39㎡
建築面積1,848.53㎡
延べ面積25,810.64㎡
建築主鹿島建設株式会社
設計者鹿島建設株式会社中部支店一級建築士事務所
工事施工者鹿島・矢作共同作業体
竣工2025年10月(予定)

現地の様子(2024年10月)

錦通桑名町交差点より。タワークレーンが立ちあがり躯体が出現しているのがわかります。錦通沿いには60メートル級のオフィスビルが建ち並んでいます。

南側正面より。錦通の下には地下鉄東山線が走り、地下鉄伏見駅からは「名古屋最古の地下街」とも称される伏見地下街がのびています。建設地の目の前にはその出入り口があります。

南東側より。左側に見えるビルは2008年に竣工した「名古屋インターシティ」(高さ93.6メートル)です。

躯体は2階まで建ちあがり、3階のコア部分が構築されようとしています。

道路を占用してクローラークレーンが置かれ、大型トラックが運んでくる鉄骨をさばいています。

新ビルでは、伏見地下街から直接接続する連続通路が整備されるとのことです。せっかくなら地下飲食街も作ってほしかったのですが、建築コストとの兼ね合いなどから難しかったのでしょうか。

錦通を挟んだ南側は、「(仮称)錦二丁目18番地区市街地再開発」の計画地です。鹿島も事業者に名を連ねますが、今のところ音沙汰がなく先行きが気になるところです。

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