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【中川運河堀止地区開発】水辺の空間にホテルなどの商業施設が11月に着工!

ささしまライブの南側にある中川運河堀留地区の名古屋市市有地で計画されているホテルなどの商業施設の建設が間もなく動き出します。

規模としてはそれほど大きくはないものの、名古屋の都心部に希少なウォーターフロント空間が出現します。

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「中川運河堀留地区開発事業」の概要

名古屋市と名古屋港管理組合が進める「中川運河再生計画」において中川運河堀留地区は“にぎわいゾーン”として、ささしまライブ24地区の開発と連携して運河の魅力と回遊性を高め、人びとが訪れたくなるようなエリアを目指すとされています。

この計画を具体化させるために行われるのが「中川運河堀留地区開発事業」です。2023年3月に事業者の公募が行われ、JR東海系の名古屋ステーション開発を代表法人とする事業者が選定されました。

計画概要について見てみましょう。

用地はA~Cの3ゾーンに分かれています。それぞれ設けられる施設などは以下のとおりです。

外観イメージパースです。ホテルとトレーラー屋台村のほか、堀留の水面上に描き入れられている筏(いかだ)のようなものは自動で堀留を周遊する船とのことです。

用地A上に設置されるホテルのイメージです。3階建て25部屋程度と小規模で、バーを併設し、1階はロビーのほか、運河を巡る「クルーズ名古屋」の待合所になるとのことです。

現地の様子(2024年8月)

大須通側からの様子。このあたりもささしまライブ24土地区画整理事業のエリアに含まれています。以前は商店やマンションなどが建っていて雑然としていましたがかなりスッキリしました。

電線の地中化工事が行われていました。

「中川運河堀留ホテル(仮称)他」建築計画の概要です。鉄骨造3階建て、延べ面積1,976.95平方メートルのホテルが11月1日に着工される予定です。

高層ビルが建ち並ぶささしまライブ側と比べると現在は閑散としていますが、どのように生まれ変わるのでしょうか。

東京方面からの新幹線が名古屋に到着する前の車窓も変貌を遂げることになりそうです。なお、写真左側に見える「イズモ葬祭」は解体工事が始まっています。

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用地B・Cは名古屋高速の高架下に設けられます。写真手前が用地B(802平方メートル)、奥が用地C(2,685平方メートル)です。キャナル・ルーフ(大屋根)やトレーラー屋台村などが設けられます。

ささしまライブ地区との連携がカギになりそうです。

商業施設の完成予定は2026年3月ごろの予定です。名古屋都心部では希少な水辺空間の誕生に期待しましょう!

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