名古屋鉄道(名鉄)などが検討している名鉄名古屋駅再開発について、スケジュール案が判明し、2026年度にも解体に着手し、2027年度から再開発ビルを着工するとの記事が11月28日の一部の朝刊に掲載されました。
当ブログでは前回の記事で名鉄バスセンターの移転についてお伝えしましたが、名駅近くに複数の仮設バス停を設置、バスの乗車場所は10か所、降車場所は9か所になるとの情報も伝えられています。
前回記事
また、再開発を通じて観光客らが名駅周辺を行き来しやすい環境が整備され、四家道や円頓寺、大須などを結ぶ、歩きやすい空間を設ける計画があるとの情報も明らかになりました。
このあたりは名古屋市が進めるスーパーターミナル構想やSRTとの連携がどう図られるのかが焦点となりそうです。
一方で、懸念点として、資材価格の高騰や人手不足に伴う建築費の上昇により当初の総事業費である5,000億円を大幅に上回る見通しであることや工期が大幅に遅れ、完成が2039年ごろになる可能性があることに言及している記事もありました。
前回の記事でも触れましたが、名鉄名古屋駅再開発はリニア時代に向け、今後の名古屋の50年、100年を方向づけるといっても過言ではないビッグプロジェクトです。あくまで民間事業者のプロジェクトですが、行政の全面的なバックアップも必要です。
水面下での協議が整い次第、正式発表となるのでしょうか。楽しみに待ちたいと思います。