2022年1月の当ブログ記事で小牧市の中央自動車道沿いで「小牧ハイウェイオアシス」の建設に向けた動きが進んでいることをお伝えしました。
前回記事
前回の記事を執筆するために現地に取材に赴いたのは1月中旬のことでしたが、そのときは造成工事が本格化する前で、起伏のある土地を造成して、2023年後半とされている開業予定に果たして工事が間に合うのか疑問に思っていました。
その後、仕事やプライベートで中央自動車を通る際、徐々に造成が進んでいるのを目にしていました。どの程度工事が進んでいるのか、あらためて確認に行ってみることにしました。
現地では造成が急ピッチで進む
中央自動車道の南側から「小牧ハイウェイオアシス」の建設地を望みます。かなり切り開かれてきていることがわかります。
盛り上がっている部分も徐々にフラットになっていくものと思われます。
建設地の北西側からの様子は1月の取材時とあまり変わっていませんでした。
1月の取材時は「伐採工事を行っています」とありましたが、「小牧ハイウェイオアシスの造成工事を行っています」に変わっています。
隣接する「市民四季の森」からの様子。造成が進んでいるのがわかりますが、フラットにするにはもう少し時間がかかりそうです。
「小牧ハイウェイオアシス」が建設されるのは中央自動車道の上り[東京方面]車線側(北側)ですが、下り[名古屋方面]車線(南側)には進入路が設けられる予定であり、こちらも工事が進み、コンクリートの土留めのようなものが構築されていました。
進入路の造成現場もかなり大掛かりです。
少し奥に見える足場で囲われたコンクリート躯体は、おそらく中央自動車道をまたぐ横断橋の橋桁になると思われます。
「小牧ハイウェイオアシス」から東京方面に約4.5キロメートル走ると「内津(うつつ)峠パーキングエリア」があります。これだけ近い距離に休憩施設が連続するというのは珍しいのではないでしょうか。
ちなみに今回の記事とはあまり関係ありませんが、内津峠パーキングエリアの真下をリニア中央新幹線の軌道が通る予定です。
投資家を募集中?
“小牧ハイウェイオアシス”でGoogle検索すると2ページ目くらいに「中央自動車道 小牧東IC~小牧JCT間『(仮称)小牧オアシス』事業概要」というPDFのページが表示されます。
URLは春日井商工会議所のもので、なぜか小牧商工会議所ではありません。
このPDFの8ページ目と9ページ目に「優先株式の募集」として投資家の募集の案内が載っています。議決権はなく、規模は16億円(1口1000万円)、優先配当率は5%とのことです。
この説明資料に詳細な配置図と工程表が掲載されていましたので引用します。
配置図です。南側半分が高速道路の道路休憩施設、北側半分が運動・レジャー施設になります。スマートインターチェンジも設置される予定です。一般道から施設を利用する車の駐車場が設けられるのかは不明です。
工程表です。各施設の建築工事も2022年度中に始まるようですが、造成工事自体は2023年9月まで行われます。そもそも開発行為の完了検査が済んでいない段階で建築工事を始めたらダメなのではないでしょうか…。やや無理があるスケジュールだと思われ、2023年度という開業時期はやはり難しいような気がします。