ヘアカラー製品などを手がける頭髪化粧品メーカーであるホーユーは、2023年5月9日(火)、名古屋市東区の徳川美術館南側に「ホーユーヘアカラーミュージアム」をオープンさせました。
2023年に創立100周年を迎えた同社の記念事業の一環として、創業の地に近い名古屋市東区徳川町の徳川美術館南側に建設されました。
当ブログでは、これまで2回にわたり建設中の様子をお伝えしてきました。
前回記事
2022年9月ごろには完成していたものの一向に開館する気配がなく、どうなるのかなと思っていたのですが、ここへきてようやくのオープンとなりました。
日本初のヘアカラーに特化したミュージアム
「ホーユーヘアカラーミュージアム」は、基幹バス2号系統「徳川園新出来」バス停、なごや観光ルートバスメーグル「徳川園・徳川美術館・蓬左文庫」からそれぞれ徒歩3分、JR中央線・地下鉄名城線・名鉄瀬戸線「大曽根駅」から徒歩約13分、名鉄瀬戸線の「森下駅」から徒歩11分の場所にあります。
徳川園や徳川美術館のすぐ南側にあり、邸宅が建ち並ぶ高級住宅街の一角にあります。周囲の邸宅と調和した落ち着いた外観です。
ミュージアムの前面はきれいに植栽がされています。
「GRAND OPEN」と書いてあります。さっそく入ってみましょう。
1階のロビーです。受付の方の対応もよく好印象です。
1階の企画展示室です。
2階の常設展示室。日本のヘアカラー史というテーマで展示が行われています。
こちらはヘアカラーの魅力という展示。シミュレーターやプロジェクションマッピングを利用した展示が行われています。
「なりたい自分を探す」というシミュレーター。自分の顔の写真を撮って、様々なヘアスタイルのシミュレーションをできます。ただ、免許証写真のようにカメラの写りが悪く、変顔の写真が何枚も画面に晒される羽目になるので注意が必要です(途中で止められないようです)。
3階はホーユー展示室として、同社の歩みを「会社史」「製品開発」「安全性研究」の3つの視点から紹介しています。 1階には自販機が設置されており、オリジナルグッズを購入することができます。
施設としてはやや地味だが徳川園や徳川美術館と一緒に訪れるのが◎
施設を見学しての感想ですが、相当興味がある方以外は「ホーユーヘアカラーミュージアム」単独で訪れるのはやや物足りないかもしれません。
ただ、周辺には徳川園や徳川美術館があるので一緒に訪れるのがよさそうです。
徳川美術館は日本有数の刀剣の収蔵数を誇るほか、源氏物語絵巻などの国宝9件を収蔵しています。2018年5月には皇太子殿下(当時)も訪問されています。
徳川園は尾張徳川家の大曽根屋敷跡に造営された総面積2.3ヘクタールの日本庭園です。徳川園の入場口(黒門口)にはショップ葵という土産物店があり名古屋土産を買うこともできます。
園内には複数のレストランもあります。ガーデンレストラン徳川園はかなり高級ですが、喫茶蘇山荘はコーヒーや甘味のほか、きしめんなどの軽食も気軽に味わうことができます。
グランドオープン記念した来館者プレゼント。ヘアミストのようです。あと、書き忘れていましたが、見学料は無料です。
徳川園や徳川美術館すぐの場所にオープンした展示施設。興味のある方はぜひ訪れてみてください。