名古屋市中区栄4丁目で2023年7月末の完成を目指し建設が進められている中日ビル。躯体が最高部に達し、8月23日に現地で上棟式が執り行われました。
着工が2021年2月でしたので、およそ1年半で地上33階、高さ158.877メートルの超高層ビルの躯体が組み上がったことになります。
中日ビルの概要については、前回の記事に詳しくまとめてありますので下記リンクをご参照ください。
前回記事
現地の様子(2022年9月)
ラシックから望む中日ビル。堂々たる姿に成長しました。
久屋大通公園、南西側からの様子。低層部分の基壇部の高さが南側のビルと揃えられていることがわかります。
最上部のホテル部分の鉄骨建方工事に取り掛かってからはあっという間でした。ホテルは三菱地所系の「ロイヤルパークホテルズ」が入る予定です。
ヴェールを脱ぎ外観があらわになったラグジュアリーホテル「TIAD」と中日ビル。中央には「プラウドタワー栄パークアリーナ」も見えます。久屋大通公園南エリアのスカイラインも賑やかになってきました。
基壇部は旧中日ビルの意匠をイメージしたとのこと。
西側正面からの様子。当然ですが、こちら側から見ると最上部がセットバックしているのはわかりません。
荷上げスペース確保のために後施工となっていた基壇部北西側の鉄骨建方工事も始まっています。
この部分もあっという間に組み上がりそうです。
南東側からの様子。中区役所のガラスカーテンウォールに中日ビルの格子状の意匠が写りこんでいます。
南側の基壇部は外壁パネルが未設置となっています。立面図を見ると基壇部は道路側に少しせり出す形になっていることからこの部分も今後鉄骨が組まれていくものと思われます。
7月に水漏れによる歩道の陥没事故が起こったのはこのあたりでしょうか。中日ビルの工事をめぐっては30階の高さから鉄のプレートが落下する事故や8月には再度水漏れ事故も発生しています。特にプレートの落下事故では軽傷とはいえけが人が出ていてシャレになっていません…。これ以上の事故がないよう、安全に工事を続けてほしいものです。
1階はかなりの天井高のようです。
会社名は明かせませんが、知り合いの会社は中日ビルに入居することが内定しているそう。リーシング(テナント誘致)も順調のようです。竣工は2023年7月、開業は2024年春の予定です。
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