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【千種ビル群】千種ニュータワービルが解体へ!タワマン計画は仕切り直し?

名古屋市東区の「千種ビル群」跡地で計画されている積水ハウスによる「(仮称)グランドメゾン千種ザ・タワー新築工事」ですが、テナントの立ち退きを巡るトラブルで解体が遅れていた千種ニュータワービルの解体が始まったようです。

一方、2024年6月13日に現地に設置されていた「建築計画の概要」が取り外されていました。これはなにを意味するのでしょうか?

敷地南東側から見た千種ニュータワービル。正面玄関だったところが完全に仮囲いで覆われています。

少し引いて見てみましょう。JR中央本線をまたぐ新千種橋からの様子です。ビルの下部3分の1程度がシートに覆われるとともに足場が築かれつつあります。

一部はガラスが取り外されています。

北側からの様子。駐車場棟だった建物の外壁の一部が撤去されないまま残っています。近隣への騒音対策のためなのか、アスベストなどの問題なのか、よくわかりません。

千種ニュータワービルと駐車場棟だった建物の外壁の一部以外はほぼ解体が完了しているようです。地下構築物があった場所まで掘り下げられています。

さて、外周を歩いていると違和感がありました。写真の赤丸の場所にあった「建築計画の概要」が取り外されていたのです。

これが2024年7月に撮影した「建築計画の概要」です。同年6月13日に設置されたものです。今回、外周を一周しましたが、何か所かに設置されていたものが全て取り外されていました。本来であれば2024年9月2日ごろに工事が始まっているはずでした。果たして計画は白紙になってしまったのでしょうか?

推測ですが、建築計画の概要が取り外されたのは、千種ニュータワービルの解体が遅れる間も建築費の異常な上昇が止まらないことから、商品性の再検討も含め、計画自体を仕切り直すことになったのかもしれません

千種ニュータワービルの解体は2025年中に完了するようです。新たな計画が近々明らかになることを期待しつつ、継続してウオッチしていきたいと思います。

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