日本セレモニーが名古屋市中区栄5丁目で開発を進めるラグジュアリーホテル「TIAD」。
2023年1月30日のプレスリリースで、同ホテルはマリオット・インターナショナルと提携し「TIAD,オートグラフコレクション」として開業することが明らかになりました。
当ブログでは「TIAD」の建設状況をたびたびお伝えしてきましたが、マリオットブランドが冠された名古屋随一となる超高級ホテルが7月1日に誕生します!
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ラグジュアリーホテル「TIAD」の概要
「TIAD」が建設されているのは、久屋大通公園南エリア東側の一角、以前は「あいおいニッセイ同和損保名古屋栄ビル」が建っていた場所です。
5つ星クラスの設備とサービスを提供!
事業主体は山口県下関市に本社を置く「日本セレモニー」です。冠婚葬祭事業を主体にレストラン事業やホテル事業、介護事業や仏壇・墓石事業などを営んでいます。
ホテル事業については、岡山や佐世保、山口県の防府などでシティホテルやリゾートホテルを運営しており、今回、名古屋の地にラグジュアリーホテルをオープンさせることになりました。
建物は地上14階、地下1階建てで高さは59.91m、延床面積は21,561.22㎡、客室数は150室(うちスイートルーム13室)、平均客室面積は51.86㎡です。
また、バンケットルーム(宴会場)が3室、レストランが2店舗にバーが1店舗、スパやフィットネスジム・屋内プールなどが設けられるとともにコンシェルジュデスクやバレーパーキングといったサービスも行われ、まさに5つ星クラスの設備とサービスが提供されます。
この「TIAD」は、愛知県と名古屋市の高級ホテル立地促進補助金の補助事業第1号に認定されており、ホテルの開業後、所定の手続きを経て、県市あわせて最大20億円の補助金が交付される予定です。
マリオットの「オートグラフコレクション」とは?
「オートグラフコレクション」は、マリオット・インターナショナルが際立った独自性や個性を基準に厳選した独立系ホテルのコレクションです。
現在、国内の「オートグラフコレクション」は「ザ・プリンスさくらタワー東京」「ザ・プリンスさくらタワー東京」「メズム東京」の3ホテルあり、「TIAD,オートグラフコレクション」は国内4つめ、東海地方初となります。
「オートグラフコレクション」に加盟することにより、マリオット・インターナショナルの会員プログラムである「Marriott Bonvoy(マリオットヴォンボイ)」の対象となり、認知度や集客力の向上が見込めます。
現地の様子(2023年2月)
工事用のシートがすべて撤去され、ホテルの全容が明らかになっています。
上層階の客室部分。全面ガラス張りの明るい客室になるのではないでしょうか。
「TIAD」のロゴ。夜間は点灯され雰囲気が出そうです。
想像していたよりも存在感と高級感があります。名古屋にこういった建築物ができるのはうれしいですね。
とくにこのあたりの立体的な造形がいいですね。
ホテルの客室からは眼前に久屋大通公園の借景を望めそうです。
エントランス部分の仕上げ工事が進められています。
どのようなエントランスになるのでしょうか。
ラグジュアリーホテルらしく、宿泊する要人の国の国旗などを掲げるポールが設置されています。
地下鉄名城線矢場町駅1番出口からすぐという稀有な立地でもあります。
工事は仕上げ段階にあります。
北東側からの様子。
ベランダに観葉植物?的なものが飾られています。
南東側に建つタワーパーキング。バレーパーキングといって、車のキーを係りの人に預けると代わりに車の駐車をしてくれるサービスが行われます。
「TIAD」とタワークレーンの解体段階にある「中日ビル」。久屋大通の南エリアですが、まだ明らかになってはいないものの再開発の構想もあり将来にわたってポテンシャルがきわめて高い立地といえます。
「プラウドタワー栄パークアリーナ」「松坂屋パークプレイス」、そして「TIAD」と60メートル級のスカイラインが完成しました。名古屋ラーメンまつりのラーメンたちも気になるところではありますが。
「名古屋マリオットアソシア」を凌ぐ超高級ホテルが誕生!
オートグラフコレクションは、マリオットで7カテゴリー、18あるブランド・コレクションで上から3つめのカテゴリーとなり、現在名古屋を代表する高級ホテルである「名古屋マリオットアソシアホテル」を凌ぐマリオット系の超高級ホテルが誕生します。
愛知県と名古屋市の高級ホテル立地促進補助金が適用されてホテルとして最初に開業する「TIAD,オートグラフコレクション」。今後5つ星クラスのホテルの開業が相次ぐ名古屋にあって、その設備やオペレーションがメルクマールになるのではないでしょうか。